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化粧箱でのみ使われていた商品イメージやキャラクター、商品詳細に該当する小さな文字などの印刷がダンボール箱にもできるようになったのです。
今回の記事では、様々なデザインを印刷できるようになったダンボール箱の印刷の特徴を理解し、その特徴に基づいたデザインポイントを点検してみます。
ダンボール箱の印刷の原理と特徴を説明する前に、いくつかの製作事例をご紹介します。
高級感のある印刷のダンボール箱のデザイン事例から、実際のあらかじめ見積もってみるのもいいと思います。
<製作仕様>
- サイズ : 296 x 294 x 115mm
- 形式:変形N式+持ち手式
- 材質及び色 : 厚さ1.5mm + 濃い茶色
- 印刷カラー : 白、オレンジ色(2色)
商品包装材としてのダンボール箱の表色は、普通の薄い茶色よりは濃い茶色や白い紙を多く使用されております。
こちらの梨の箱は濃い茶色を表色として使用し、その上に白をメイン色に設定しました。
梨は化粧箱のような実物イメージではなくても、ダンボールならではのシンプルながらもパターン化した梨のイメージで完成させ、より高級感のでる印刷に仕上がりました。
<製作仕様>
- サイズ : 200 x 200 x 40mm
- 形式: 変形N式(組立型)
- 材質及び色 : 厚さ 1.5mm + 両面白色
- 印刷カラー : 黒、赤(2色)
ダンボール箱製作のためにこのデザインをしてくださった方はきっとダンボール箱の印刷方式100%理解していらっしゃる方に違いないです。デザインを2色(黒、赤)に統一していただいたのと色ごとに発生する印刷誤差がむしろ自然に見えるように配置したのがそれです。
キャラクターとブランド、両方がこの2色を適切に使用して化粧箱以上のブランド効果を得たと考えられます。
<製作仕様>
- サイズ : 200 x 200 x 30mm
- 形式:変形N式(組立型)
- 材質及び色 : 厚さ 1.5mm + 両面白色
- 印刷カラー : 黒(1色)
ダンボール箱は製作方式の問題でいくら精巧に印刷しても、化粧箱のようなカラフルな印刷はできず、むしろ逆効果になる時もあります。
そのため、ダンボール箱はダンボール箱に合わせたデザインを する必要があります。製品やブランドのポイントだけを重心に1色ないし2色程度で簡潔に印刷した方がデザイン的にアピールできる場合が多いです。
このボックスも1色印刷ですが、ボックスの内側に印刷するという小さなアイデア一つだけで化粧箱以上の効果を得ました。 お客様にもこの小さなアイデアの 1 つがより魅力的にえるでしょう。
<製作仕様>
- サイズ : 315 x 260 x 50mm
- 形式:N式(組立型
- 材質及び色 : 厚さ 3mm + 薄い茶色
- 印刷カラー : 黒(1色)
陰刻と陽刻のデザインを適切に混ぜ、冊子状に印刷したダンボール箱です。 黒一色で印刷した方が、かえっていい判断でした。
これらのアイデアのデザインで印刷されたダンボール箱は、化粧箱よりも価値があるように見えます。化粧箱に比べてコストは約30%程度になりますが、それ以上の効果を上げたのです。
上記の製作事例を見ると、ダンボール箱をどのようにデザインするかアイデアが浮かびませんか?
今から高級感溢れるダンボール箱を作るためにはどのような部分が重要なのか、上記の製作事例を中心に整理してみます。
化粧箱だけでなく、ダンボール箱もブランドやロゴがデザインの中心にならなければならないという点は変わりません。
最もよく見える場所に最も目立つ色で明確に印刷できるようにデザインする必要があります。
商品やブランドキャラクターなど、そのイメージをダンボール箱に印刷したい場合は、そのイメージの特徴をうまく把握して一定部分をパターン化しなければなりません。
複数の色を使うことができず、また色の誤差も考慮しないといけない印刷方式であるため、上記の農産物ボックスの梨やピザボックスのキャラクターのように単純にデザインする必要がございます。大変な作業ではありますが、こちらをうまくすれば、化粧箱以上の効果を得られます。
ダンボール箱に似合うデザインの色を選択してください。また、2種類以上の色で印刷したい場合には、この2色をうまく組み合わせる必要があります。
農産物ボックスもピザボックスもそういう部分を考慮したデザインになっています。
ここで注意すべき点は、印刷色を基の色に近づけたければ、箱の色を白を選択することをお勧めします。クラフト色上の色表現は白に比べて少し色味が変わりますので、それを踏まえたデザインが必要となります。
箱に印刷するキャラクターやデザインイメージがない場合には、ボックスの価値を高められるデザイン的なアイデアを考えてみてください。
制作事例の化粧品ボックスの両面印刷や冊子状にデザインした箱は小さなアイデアでその価値を極大化したケースだと言えます。キラキラしたデザイン的な要素ではなく、ボックス自体だけで目がいくようなデザインアイデアになります。
デザインポイントも重要となりますが、ここではダンボール箱印刷の特徴による注意点を説明してみたいと思います
この注意点を踏まえたデザインこそがダンボール箱に適したものが生まれると思います
ダンボールは、フレキソ印刷という方式で印刷します。
プレキソ印刷は樹脂という弾力のある素材に水性インクをのせて印刷する方式です。
いわゆるゴム印の印刷方式で、これを機械的に精巧に具現しておいたものがフレキソ印刷になります。 樹脂板の凸部にインクをつけて印刷するものでダンボールのように表面が均一でない紙にも樹脂板の弾性によって繊細で鮮明な印刷ができるというのが最大のメリットです。
ハンコを押すように印刷をする凸版印刷の特性上、いくら精密に製作をしても色の位置が常に均一にはなりません。
また、ダンボールは1.5~8mmの厚さがあるため、印刷機に投入される際に若干の揺れが発生することがあります。
つまり、1~2mm程度の印刷誤差が発生する可能性があるので、ダンボールのデザインは、このようなプレキソ印刷を踏まえたデザインになるべきです。
色が正確に一致しないと表現できないデザインは、ダンボール箱印刷の際は避けてください。
上記のピザボックス製作事例のように、むしろ色が少しずれて印刷されるのが自然に見えるほどのデザインが一番よくできたデザインと言えるでしょう。
ダンボールの表面の色はクラフト、白色などがあります。
高級紙とは異なり、ダンボールは光沢処理をしていないため表面が非常に荒れていて綺麗とは言えません。このようなダンボールに印刷をすると、やはり色味に影響ができてしまいます。
そのため、オフセット印刷とは異なって特色の正確な再現が難しくなります。
ダンボールの表色が白色なら特色の表現がある程度はできますが、クラフトだとより色味が変わってしまうので、フレキソ印刷方式では特色印刷はあまりお勧めしておりません。
弊社ではその代わりに12色のインクを予め用意し、インク代のコストを削減できるようにしております。弊社の自動見積で オプションとして用意した色は下記の12種類です。
こちらは、ダンボールの表面色ごとの色味の違いを表す画像です。
こちらの画像からもわかるように、特に濃いクラフト色を選択した場合には、より色味が違ってくるので、予めデザインをする際に注意しなければなりません。
このようなフレキソ印刷方式でグレーという色を表現したい場合には2つ方法があります。
一番の方法としてはグレーのインクを最初から作り、そのインクで印刷する方法です。こちらはよりイメージに近い色での印刷が可能となりますが、別途インク代が必要となります。
もう一つの方法としては、黒色を少し薄く印刷する方法です。わかりやすく言うと、モザイクのような方式です。こちらは別途インク代が必要とされないので、一番目の方よりコスパがいいので、コストを抑えたい場合にはお勧めしとります。
モザイクという名前からわかるように、グレーをグレーではなく、黒の点の間隔を調整して、グレーのように表現することです。点の間隔をぎっしりと表現すると、より濃いグレーで表現される方式です。
もちろん、この方式はあくまで点で印刷したものなので、近くで見てしまうと点ということがすぐわかります。ただ、コスパという面と適切なデザインでむしろいい表現になることも可能です。
ダンボール箱のフレキソ印刷は、上記で説明させて頂いたように、ハンコを押すように樹脂板の上にインクをつけて印刷を繰り返し行う方式です。
そのため使用するインクの量が少なく、非常に経済的で印刷の速度も速く生産性が高い方式です。 しかし、このような長所はダンボール箱に明るい色の印刷をする際に短所になることもあります。
白や黄色のように明るい色を印刷すると、あまりにもインクの量が少ないため、イメージしていたより印刷の鮮明度が落ちる可能性があるからです。
そのため、明るい色を印刷したい場合には薄い色よりは濃いクラフト色の方をお勧めしております。
今回の記事ではフレキソ印刷を使うダンボール箱のデザインを考える時に必要となる印刷方式の特徴について説明させていただきました。
特にここ最近では、ダンボール箱の印刷技術の発展とコスト削減のために、化粧箱よりダンボール箱を使う傾向が多く見られます。表面加工をしなければならない化粧箱より再生紙を使っていて環境にもやさしいダンボールばこれからもその需要は伸びると思われます。
これから商品の梱包用の箱を初めて作りたい方や、すでに化粧箱を使っている方もダンボール箱での製作をぜひ検討してみたはいかがでしょうか。
コストも削減でき、環境にもやさしく、ブランドバリューも高めるいい機会になると思います。