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箱の豆知識



ダンボールへの印刷方法は? 印刷の種類別に比較して事例も交えてご紹介

印刷技術の向上により、さまざまな色や柄のダンボールを製造・販売できるようになりました。既製品とは異なり、オリジナリティ溢れるダンボールに仕上がるのが特徴です。

一方、ダンボールの印刷方法には種類があり、見た目や質感に影響を与えることは、あまり知られていません。今後オーダーメイドダンボールを注文される方は、各印刷方法の特徴や魅力、仕上がりの傾向を抑えておくのがおすすめです。

今回は、ダンボールの主要印刷方法やユーパッケージにおける制作事例、オーダーメイドダンボールの注文方法についてご紹介します。

1.ダンボールへの印刷方法の種類

ダンボールの代表的な印刷方法として「フレキソ・プリスロ印刷」「オフセット印刷」「シルク印刷」「箔押し印刷」の4種類が挙げられます。各印刷方法の特徴は次の通りです。

1-1.フレキソ・プリスロ印刷(オーダーダンボール)

フレキソ・プリスロ印刷(以下、「フレキソ印刷」)では、あらかじめゴムや樹脂など弾力のある原版を用意し、水性インキで印刷します。その原理は凸型の判子と同じであり、比較的オーソドックスなダンボールの印刷方法です。

フレキソ印刷の特徴は、弾力性のある原版を用いること。そのため、ダンボールをはじめとする表面が平滑でない紙にも印刷可能です。近年は印刷技術の進化もあり、極薄から厚さ8mmのダブルダンボールまで印刷できます。

また、比較的インキの使用量が少なく、生産効率に優れます。結果的に印刷費用を抑えられるため、小ロットの印刷・製造に向いている印刷方法です。なお、フレキソ印刷では、人の身体や環境に優しい水性インキを使用するのが一般的とされます。

1-2.シルク印刷(少量印刷)

シルク印刷は、大小の穴が空けられた原版にインクを伸ばし入れて印刷する方法です。原版は「シルク版」と呼ばれ、名前の由来になっています。
シルク印刷は、インクの発色の美しさを特徴とします。とりわけ単色でダンボールに印刷した場合、白や淡色、ゴールドなど幅広い色味を、はっきり際立たせながら表現できるメリットがあります

印刷時にインクを厚く塗布できる点も、シルク印刷特有の強みです。その印刷物は耐候性が高く、屋外に放置されるなどしても、簡単に色落ちする心配はないでしょう。
なお、印刷工程の関係により、初版はコストが割高です。コストよりも品質を重視する場合をはじめ、少量印刷に適した印刷方法といえます。

1-3.オフセット印刷(化粧箱・ダンボール合紙)

オフセット印刷は、平たい原版を用いるフルカラー印刷に適した方法です。私たちが日常的に目にするフルカラーの印刷物は、ほとんどがオフセット印刷を採用しています。

ダンボールにオフセット印刷を施す場合、まずは原版となる厚紙に絵柄を印刷。「合紙」と呼ばれるプロセスを経て、インクで直接印刷します。ハンコで絵柄という名の判を押していく……と考えれば、わかりやすいかもしれません。なお、オフセット印刷は、原版のインクをゴムローラーなどに「OFF」し、そこから改めて印刷する紙に「SET」する作業工程が名前の由来とされます。
先述の通り、オフセット印刷はフルカラー印刷に最適な印刷方法です。写真など繊細さの求められる文字・デザインを美しく印刷できるほか、生産効率が非常に高く、印刷物の大量生産において優れたコストパフォーマンスを発揮します。

1-4.箔押し印刷(化粧箱・ダンボール合紙)

箔押し印刷は、金属製の鋳造版を用いる印刷方法です。文字通り「箔フィルム」をプレスし、文字・デザインを熱と圧力で印刷します。

実際に使われている箔の種類は、メタリック系の金・や銀箔から顔料系の白箔、ネイビー箔などバリエーションが豊富です。いずれも箔にプレスをかけ、熱圧着により印刷するため、ハッキリと色鮮やかな仕上がりになります。

ただし、金属製の凸版は広い面積・サイズの印刷が苦手です。どちらかというと、企業ロゴなどワンポイントの印刷に適しています。また、ダンボールに箔押しすると「スジ」が目立つ傾向にあり、印刷面の仕上がり影響を与える可能性があります版代は印刷面積・サイズにより変わるため、どの程度コストがかかるか事前にチェックすることをおすすめします。

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1-5.印刷方法比較表

以下、代表的な4つの印刷方法における特徴をまとめました。印刷に適した色数・色味やダンボールの種類、仕上がりや版代(コスト)には違いがあります。印刷方法選びの参考にしてみましょう。

フレキソ印刷 シルク印刷 オフセット印刷 箔押し印刷
色数や色味 1~3色まで対応 1色 フルカラー対応 1色/顔料系
印刷の可否 粗い紙でも可 粗い紙でも可 平滑な紙が適切 粗い紙でも可
適した素材 ダンボール全般 ダンボール全般 板紙やG段 板紙やE段
仕上がり やや粗め 鮮明 鮮明 鮮明
ロット 大ロット 小ロット 大・中・小 大・中・小
版代 面積による 高い 安価 面積による

2.ダンボール印刷の制作事例

ユーパッケージにおけるオーダーメイドダンボールでは、多彩な印刷方法が用いられています。過去の制作事例をご覧いただくと、フレキソ印刷を選ばれるお客様が多い印象です。フレキソ印刷は、色数こそ制限されるものの、ダンボールの厚さを気にせず印刷できるのが特徴。1~3色など、少ない色数の絵柄の印刷に最適です。

よりカラフルな仕上がりをお求めの場合、フルカラー対応のオフセット印刷が選ばれています。オフセット印刷は、板紙や薄いG段が素材であれば直接印刷可能で、ユーパッケージの制作事例においても、カラフルで発色に優れたオーダーメイドダンボールが揃っています。

箔押し印刷は、その性質からメタリック系の色合いが欲しいときに選ばれます。とりわけ箔押し印刷は、ダンボール合紙の化粧箱の印刷に最適。今後オーダーメイドダンボールの発注をされる場合、使用する色数や素材、求める仕上がりに適した印刷方法を選ぶのがおすすめです。

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3.オーダーメイドダンボールの注文方法

オーダーメイドダンボールを注文する場合、箱の形式・サイズ・紙の厚み・中芯・数量や表色などの順に選択していきます。印刷の設定項目おいては、注文プロセスの後半に用意されています。

箱の形式は、「みかん箱タイプ/A式」や「キャラメル箱タイプ/B式」から選択可能です。みかん箱タイプは最もオーソドックスなダンボールであり、キャラメル箱タイプは上下のフタを差し込める形式です。このほか、天面を差し込めて底面が組立式になる「地獄底タイプ/B式」や、縦長でポスターや図面を入れるのに適した「ポスター用箱」など、その他多数の形式も選択可能です。

紙の厚みは、基本的に「5mm A/F」「3mm B/F」「1.5mm E/F」「8mm BA/F」のうちから1つ選びます。たとえば、「8mm BA/F」は、断面が「5mm A/F」と「3mm B/F」の2種類を組み合わせた厚さを指します。

表色の選択肢は、「薄い茶色」「濃い茶色」「白色」の3パターンです。オーダーメイドする場合、中芯の強度は「C5」と「K5」から選べます。それぞれ強度の目安を示すと、C5相当は中芯が120g、K5相当は180gです。

ライナーの色について

薄い茶色 薄い茶色 濃い茶色 濃い茶色
白色 白色 裏ライナー 裏ライナー

外寸のサイズは、横・縦・高さの寸法を指定します。横はダンボールの長さ、縦は幅あるいは奥行き、高さは深さに該当します。サイズ指定の単位は、いずれもmm(ミリメートル)です。

オーダーメイドに関する情報入力が済んだら、数量や印刷設定、届け先の情報を選択・入力します。これでオーダーメイドダンボールの注文は完了です。なお、注文可能な最少ロット数は、箱のサイズや厚み、また素材の種類などにより変わります。詳しくはユーパッケージオーダーメイドダンボールの注文フォームをご覧ください。

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まとめ

現在主流となっているダンボールの印刷方法は、4種類あります。それぞれ色数や発色、印刷に適した紙質、仕上がりの緻密に違いがあるため注意しましょう。各印刷方法の特徴を踏まえておくと、ご自身のイメージに近いダンボールをオーダーメイドできます。実際の仕上がりを確認したいときはぜひ、ユーパッケージ公式サイト内にある制作事例をご覧ください。

オーダーメイドダンボールの事例紹介 >>>