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箱の豆知識



【化粧箱】表面加工のメリット・種類から梱包のポイントまで解説!

【化粧箱】表面加工のメリット・種類から梱包のポイントまで解説!

化粧箱を製作する際、化粧箱の用途によってはコストを極力抑えるために、用紙表面の加工処理を省こうとする人が多くいます。しかし、化粧箱に何の表面加工も施さない状態は見た目の物足りなさだけでなく、色移りしたり耐久性が低かったりするため、あまりおすすめできません。

そこで今回は、化粧箱に表面加工を施すことで得られるメリット3つと、表面加工の主な種類について解説します。表面加工を施した化粧箱を梱包する際のポイントも2つ紹介するため、化粧箱の注文を考えている人はぜひ参考にしてください。

1.化粧箱に表面加工を施す3つのメリット

化粧箱に表面加工を施すとなると、その分制作費用が上がります。しかし、表面加工にコストをかけることによって下記のメリットを得ることが可能です。

  • 高級感を出せる
  • 耐久性が向上する
  • 経時変化を防げる

まずは、化粧箱に表面加工を施すことで得られる3つのメリットを紹介します。

1-1.(1)高級感を出せる

化粧箱に表面加工を施すことで、さまざまな方向性の高級感を出すことができます。化粧箱のデザインが同じでも、使用するコートがニスなのかフィルムなのか、ツヤ感があるのかないのかによって幅広い商品イメージを演出することが可能です。

例えば「ちょっといいもの」といった雰囲気を出したり「落ち着いた上品さ」を出したり、「きらびやかな豪華さ」を出したりと、仕上がりに変化を持たせられます。デザインだけでなく、化粧箱の素材によっても異なる印象が出せるため、組み合わせ次第ではコストを抑えつつ高級感のある化粧箱を作成可能です。

1-2.(2)耐久性が向上する

化粧箱に表面加工を施すことで、化粧箱そのものの印刷面の耐久性を向上させることができます。化粧箱の表面加工は、主に印刷面の上からニスを塗る方法と、フィルムを貼る方法の2通りです。

ニス・フィルム共に表面を皮膜でコーティングするため、破れや汚れに対して強くなり傷やシミがつきにくくなります。ただし、箱と表面加工の組み合わせによっては、折れ曲がりに弱かったり擦れに弱かったりするため注意が必要です。どの方法にも一長一短があるため、化粧箱の用途に合った表面加工を選びましょう。

1-3.(3)経時変化を防げる

化粧箱に表面加工を施すことで、印刷面の経時変化を防ぐことができます。あらゆる印刷物には経時変化がつきものです。印刷から時間が経過するごとに、色落ちしたり変色したりといった変化は自然と発生します。

もちろん、表面加工によって全く変化しなくなるわけではありません。印刷に使用するインクの選別や、直射日光を防ぐといった気配りは必要です。しかし、表面加工を施すことによって、何もしない場合よりも長く変化を防ぐことが可能です。

2.【化粧箱】表面加工の主な種類

化粧箱の表面加工では、主に下記4タイプの加工方法が利用されます。

  • OPニス
  • UVコート
  • ツヤPP
  • マットPP

基本的にOPニスとUVコート、ツヤPPとマットPPの加工方法はそれぞれほぼ同じです。ただし、仕上がりや特徴面に多少の差があるため、ここでは、化粧箱に施される表面加工を上記の4種類に分けて紹介します。

2-1.OPニス

OPニス(オーバープリントニス)は、透明性の高い油脂溶剤を化粧箱にコーティングすることで、印刷面の色落ちを防げる加工方法です。折り曲げた際に印刷面がひび割れる現象や、箱の表面に触れた際に指紋の跡が目立つことを防ぐ効果もあります。

OPニスが持つ他の特徴は下記のとおりです。

  • グロスニスを使うと光沢感を出せる
  • マットニスを使うとツヤ消し効果を出せる
  • ニス窓加工にすると後から文字を書き込みやすくなる
  • 刷版に絵柄をつけるとスポットニスとして使える
  • OPニスの上に光沢UVニスを塗ると疑似エンボス加工ができる
  • 処分する際に分別する必要がない

OPニスは「社団法人日本印刷産業連合会」の古紙リサイクル適正ランクでもAランクに指定されており、処分する際にも分別する必要がありません。傷や汚れを防止する機能は他の方法より低いものの、ツヤPPよりも安く似たような光沢を表現することができます。

2-2.UVコート

UVコートは、紫外線の照射で硬化する強靭なニスコートを化粧箱にコーティングすることで、摩擦に対する耐久性を高められる加工方法です。UVコートの基本的な特徴はOPニスとほぼ同じとなります。

UVコートが持つ他の特徴は下記のとおりです。

  • 摩擦や薬品、溶剤などに強い
  • 透明度が高いため印刷面の色を損なわない
  • OPニスよりも表面が滑らかでプレスコート面に近い光沢が出せる
  • 経時変化によるニスの黄変が少ない
  • 乾燥時間がほぼ必要ないため、コストが安くなる

ただし、UVコートはOPニスよりも皮膜の強度が高いため、折り曲げた際に印刷面へひびが入る可能性があります。

2-3.ツヤPP

ツヤPPは、透明なポリプロピレンでできたフィルムを化粧箱の表面に貼りつけることで、表面にみずみずしい光沢を与えて耐久性を高める加工方法です。つるりとした手触りのフィルムで保護するため、印刷面が傷ついたり色落ちしたりするケースを防げます。

ツヤPPが持つ他の特徴は下記のとおりです。

  • 汚れや湿気に強くなるため長期の保存に向いている
  • インク量が多く色落ちしやすい濃色の印刷も綺麗に保てる
  • 写真やイラストなどの発色が変化する
  • フィルムの厚みが加わることで重厚感が生まれる

ツヤPPは、汚れや湿気には強いものの耐水性や防水性はありません。水に触れるとフィルムと化粧箱の間に水が浸透します。また、加工後は印刷面の色味が鮮やかに変化するため、化粧箱のデザイン性にこだわりたい場合は注意が必要です。

2-4.マットPP

マットPPは、ツヤPPと同じく透明なポリプロピレンでできたフィルムを化粧箱の表面に貼りつける加工方法です。マットPPの基本的な特徴はツヤPPとほぼ同じとなります。

マットPPが持つ他の特徴は下記のとおりです。

  • ツヤがないマット感のある加工のため、光を反射しない
  • サラサラとした手触りで落ち着いた風合いを出せる
  • 淡いすりガラスをかぶせたような柔らかな質感を出せる

マットPPはツヤPPよりも光を反射しないため、細かい傷が目立ちやすくなります。また、印刷面の発色変化はツヤPPほど起こりません。

3.表面加工を施した化粧箱を梱包する際のポイント

表面加工を施した化粧箱は、何もしない化粧箱に比べれば傷や汚れに強いものの、まったく影響を受けないわけではありません。化粧箱にもこだわって作った商品を梱包する際は、下記のポイントを押さえることが大切です。

  • 梱包時はかぶせ紙を使用する
  • 商品に合ったサイズのダンボールを使用する

ここでは、表面加工を施した化粧箱を梱包する際の注意点を2つ紹介します。

3-1.梱包時はかぶせ紙を使用する

化粧箱をかぶせ紙などでさらにラッピングしてから梱包すると、化粧箱も綺麗な状態のまま送ることが可能です。複数の箱を同時に梱包する場合に間へ挟んでもよいでしょう。ビニールなどで包む方法もありますが、高級感を出したい場合はかぶせ紙を使用したほうがより効果的となります。

また、紙は細かい形に合わせて変形させやすく、リサイクルや廃棄も容易です。開いてしまえば場所も取らないため、とくに割れやすいものでない場合は緩衝材の代わりに使用してもよいでしょう。

3-2.商品に合ったサイズのダンボールを使用する

化粧箱の大きさに合ったサイズのダンボールを使用することで、箱が擦れたりつぶれたりする事態を防ぐことが可能です。化粧箱とダンボールの隙間が大きいほど、配送中の揺れや衝撃で梱包した商品も大きく動きます。

また、ダンボールが大きいほど配送料金額も増えるため、大きすぎるダンボールは避けましょう。化粧箱に傷がついたり商品が破損したりしないよう、商品に合ったサイズのダンボールを選び、緩衝材でしっかりと固定することが大切です。

まとめ

化粧箱に表面加工を施す場合には、OPニス・UVコート・ツヤPP・マットPPの4種類が一般的です。化粧箱の素材とコーティングの組み合わせによって、さまざまな質感や雰囲気に仕上げられます。また、耐久性を向上させたり経時変化を防いだりする効果もあるため、化粧箱を作る際は必ず表面加工を施したほうがよいでしょう。

「ユーパッケージ」でも、さまざまな材質・形状・表面加工の組み合わせで化粧箱を作成しています。化粧箱を入手する際はぜひ当社をご利用ください。