箔加工用の機械の作動原理は簡単です。

① 箔加工をしたい部分を銅版で 製作します。

② この銅板を機械に設置し、銅板とホイルが当たる部分に120~130度の熱を加えます。

③ ホイルの上に印刷物を置き、好きな位置に圧力をかけて押します。

箔加工の際に使用するフィルムを箔ホイルといいます。
このホイルは、金色、銀色、青色、緑色、赤色など非常に多様な色が販売されております。

ただ、大衆的ではない色の場合にはその分、製作数量が必要になる場合がありますので、その点も考慮してデザインをしないといけません。

大衆的な色であれば特殊色よりはロット数を気にする必要はあまりないです。

箔が特殊加工と呼ばれるのは、華やかに反射されるホイルの特性からです。

箔用のホイルは紙ではなく金属に近いです。そのため、光を浴びると光を反射してさらに華やかな色を出すことができます。

このような特徴を持っているので、同じ箔加工でも光を反射する時としない時の色が少し違います。

光の角度によって色が変化し、輝く箔ホイルの特性で箔加工は特殊加工と呼ばれております。

箔加工がエンボス加工やデボス加工に出会うとさらに特別になります。

エンボス加工は強調したい部分を上に凸状にし、デボス加工は凹状にして引き立たせる加工技法です。

このような特殊加工を箔加工と一緒に適用すると、より特別な化粧箱の製作が可能です。