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ダンボールは、私たちの生活の中でとても身近なものとして使用されていますが、その歴史や特性についてはご存じでしょうか。実は、ダンボールは150年以上も前から世界中で使われ続けています。
今回は、ダンボールの歴史や現在、特性について紹介します。
私たちの生活に馴染みのあるダンボールですが、その始まりは約150年以上も前だと言われています。ここでは、あまり知られていないダンボールの歴史をわかりやすく紹介します。
ダンボールの発祥は19世紀のイギリスです。
この当時、英国紳士の間でシルクハットが流行していました。しかしシルクハットは、生地が分厚いため、蒸れやすい構造でした。そこで「E.C.ヒアリー」と「E.E.アレン」という人物は、「しわ付き紙」を開発します。しわ付き紙とは、通気性とクッション性を兼ね備えた波状に折った厚紙のことです。これをシルクハットの内側に取り付けることで、装着時の不快感を解消することに成功しました。このしわ付き紙が、ダンボールの始まりと言われています。
その後ダンボール(この段階ではまだ紙に段を付けただけの状態)は、アメリカで電球などを包む目的で使用されるようになりました。そしてダンボールは包装資材としての進化を続け、19世紀の終わりには現在使用されているダンボールの原型ができあがります。ダンボールの発祥はイギリスですが、包装資材としての発展にはアメリカが大きく関わっていたのです。
日本で初めてダンボールが製造されたのは明治時代に入ってからです。
ダンボール業界最大手、レンゴー株式会社の創業者である井上貞治郎が、1909年に初めて厚紙を貼り合わせたダンボールの製造に成功します。自らダンボール製造機械を考案し、ボール紙に段を付けた「繰りっ放し」という方法で製造されました。
井上貞治郎は「ダンボール」の名付け親であり、「国産ダンボールの父」とも呼ばれる日本のダンボールを語るうえでは欠かせない重要な人物です。
それまでの包装資材といえば木箱が主流でした。しかし、第1次世界大戦や関東大震災の影響を受けて木材や鉄が不足すると、ダンボールへの需要転換が一気に進み、医療品・化粧品などの梱包や陶磁器の輸出用外装など、幅広く使用され始めます。
ところが、第二次世界大戦の空襲によりダンボール製造工場のほとんどが消失し、ダンボール産業は終焉を迎えました。しかし戦後、ダンボール業界はゼロからの再出発という状況でありながら、急速な発展を遂げることに成功します。このとき、内閣主導の「木箱からダンボールへの切り替え運動」が行われており、包装資材は従来の木箱ではなく、ダンボールを使用する時代へと変貌を遂げました。
さらに、1960年以降の高度経済成長期においては、経済の発展に伴ってダンボール産業も急激に成長し、生産量がほぼ毎年2桁成長を続けるほどの勢いでした。
これまで、ダンボールは主に利便性が重視され、大量生産・大量消費が当たり前となっていました。しかし、昨今の環境問題などから、現在では省エネや省資源を意識した開発・製造への取り組みが盛んに行われています。
また、ダンボールは「生産・輸送・利用・回収・再利用」というリサイクルシステムが整っているため、日本国内におけるダンボールのリサイクル率は95%以上にものぼります。ダンボールは、地球に優しい梱包材として私たちの生活を支え続け、今後もより進化していくことが期待されています。
ダンボールの生産量は関東地区(群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川)が1位で、シェア率は約44%です。
ダンボール業界最大手、レンゴー株式会社の創業者である井上貞治郎が、1909年に初めて厚紙を貼り合わせたダンボールの製造に成功します。自らダンボール製造機械を考案し、ボール紙に段を付けた「繰りっ放し」という方法で製造されました。
以下では、地区別の順位・シェア率を紹介します。
人口の多い地域ほど、ダンボールの生産量も多くなる傾向があります。
ダンボール業界は現在、非常に厳しい状況にあります。販売価格の上昇が原因で、約6年程前から販売数が徐々に低下しているのが現状です。さらに、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、生産量・販売量ともに前年を下回り、下降傾向が続いています。
コロナ禍での巣ごもり需要やインターネット通販による個人向けダンボールの需要は、比較的好調でした。しかし、経済活動が制限されたことにより、今まで大半を占めていた産業向けダンボールの需要が落ち込んだことが、下降傾向の原因と考えられます。
今後のダンボール業界の動向は不透明ですが、一つずつ課題を乗り越え、社会のニーズに応えたダンボールを生産し、人々の豊かな生活を支えてくれるでしょう。
私たちの生活に必要不可欠な存在となっているダンボールですが、なぜここまで広く普及しているのでしょうか。ここでは、ダンボールの優れた特性を3つ紹介します。
ダンボールは常に新品で衛生的です。使用されたダンボールは回収され、以下のような手順でリサイクルされています。
食品輸送時などに汚れてしまった不衛生なダンボールも新品に生まれ変わるので、いつでも清潔な状態で用できます。
また、ダンボール原紙の原材料は90%以上が使用済みダンボールであるため、「ダンボールはダンボールから生まれる」と言われるほど環境に優しい包装資材です。
ダンボールは、内容物の保護に優れています。軽量でありながら優れた強度とクッション性を兼ね備えているため、柔らかいものや壊れやすいものなど、さまざまなものを梱包することが可能です。
また、しっかりと密閉させることで輸送中に異物が混入することを防ぎ、商品を安全に目的地まで届けます。
ダンボールは、一つひとつオーダーメイドで作られています。中に入れる商品の種類・数量・大きさに合わせて自由に規格を変えられるのが特徴です。 具体的には、以下のような点を商品に合わせてカスタマイズしていきます。
一見するとどれも同じように見えるダンボールですが、実は多方面において計算し尽くされているのです。そのため、ダンボールはあらゆるものの包装に適しています。
濡れても破れにくいダンボールや生鮮食品を適切な温度で管理できるダンボールなどがあります。今後、より快適な使用を実現できるダンボールの開発・製造も期待できるでしょう。
ダンボールの歴史や現在の状況から、ダンボールが私たちのニーズに合わせて大きく変化してきたことがわかります。利便性に優れているだけでなく、あらゆる需要に合わせて作られるダンボールは、私たちの生活において必要不可欠な包装資材です。
今後も、より便利でより環境に優しいダンボールへと進化していくことは間違いないでしょう。