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メルカリでは、取引が成立したら出品者自身の責任で商品を梱包し、発送するサービスの仕組みとなっています。さまざまな出品者が個人の判断で梱包方法を選ぶため、中には「ひどい梱包」で届く場合も見受けられます。しかし感覚は人によって異なるため、一般的にどの程度が「ひどい」とされるか判断がつかない人もいるでしょう。
そこで今回は、メルカリで購入した商品が届いた際に、購入者が実際にがっかりしたひどい梱包の例を5つ紹介します。高評価を得られる梱包方法も2つ紹介するため、メルカリで商品発送の予定がある人はぜひ参考にしてください。
目次
同じ商品を購入しても、「この人から買ってよかった」と思われるか「この人からは二度と買わない」と思われるかは、梱包方法によっても左右されます。どれほど商品自体がよい状態でも、梱包の仕方が悪ければ購入者の心証は大きく下がり、場合によってはトラブルへと発展しかねません。
ここでは、メルカリから届いた商品で実際に購入者が「ひどい」と感じた梱包の例を紹介します。
梱包用のダンボールや宅配袋などを使用せず、商品の外箱をそのままビニール袋で包む方法は「ひどい」梱包の代表格です。ビニール袋は商品が透けて見えやすく、また商品がスーパーの袋やゴミ袋で送られてくること自体に不快感を抱く人もいます。
確かにビニール袋は商品を水濡れから守る効果が期待できるものの、衝撃から守る効果はありません。そのため、外箱をビニール袋で包むだけでは配送中に汚損・破損する可能性が残ります。
レアなプラモデルなどは外箱自体も商品価値の一部であり、デジカメなどの精密機器の場合も丁重な扱いが必要です。たとえ配送中でも、商品説明文や写真になかった傷や凹みが外箱についたり動作に不具合が出たりすれば、出品者に対する評価は下がります。
梱包にダンボールを使用した場合でも、商品の大きさに見合っていなければ「ひどい」梱包だと見なされるでしょう。商品に対してダンボールが大きすぎると、配送中に中身が大きく動いて破損する恐れがあります。
また、配送料金はダンボールのサイズによって決まるため、大きすぎるダンボールで送ってしまうと金額に数百円の差分が発生することもあります。送料を元払いでなく着払いにして出品していた場合、商品の購入者は余計な送料を支払わなければなりません。商品に対して大きすぎるダンボールで発送すると、高確率で「悪い」の評価をつけられます。
家にあるものを梱包資材代わりに使うことも避けたほうがよいでしょう。たとえば、梱包費用を節約しようとして、ダンボールや厚紙の代わりにお菓子やティッシュの空き箱を使うといったケースです。
確かに、箱としての強度や厚紙として補強する役割は果たせますが、購入者からの評判はよくありません。きちんと緩衝材を使い、動いたり折れ曲がったりしないように固定されていても、「何となく雑」といった印象を与えてしまいます。
もともと商品を梱包する機能に長けてはいるからといって、「ごみ」として処分されるべきものを商品の梱包に再利用することは避けましょう。
緩衝材を使わずに茶封筒に入れて商品を送ることは、購入者からの評価を下げます。茶封筒は外から商品が見えず多少の頑丈さはあるものの、衝撃を吸収する機能はありません。そのため、CDなどの割れもの・壊れものをそのまま茶封筒に入れて送ってしまうと配送中に破損・故障する恐れがあります。
また、茶封筒には撥水機能もありません。配送中やポストへ投函された後に雨に降られれば、商品が濡れたり封筒に書いた文字のインクが染みだして汚れたりする恐れもあります。洋服などは汚れが落ちなくなる場合もあるため、そのまま入れることは避けたほうがよいでしょう。
緩衝材になるからと古いタオルを使うことは、購入者からの評価を下げます。とくに、使い古しだとひと目でわかるタオルは、洗濯済みで清潔にしてあっても絶対にやめましょう。
購入者によっては、他人が使用したタオルを生理的に受けつけられないこともあります。古着やシーツ、カーテンなども同様です。基本的に、中古の布製品を緩衝材代わりに使うことは避けたほうが無難です。
メルカリで高評価を受けるためには、商品に見合った包装・梱包を心がけることが大切です。包装とは、商品を包んだり飾ったりして見栄えをよくする目的で行われます。一方梱包とは、商品をまとめたり包んだり縛ったりすることで商品の破損を防ぎ、運びやすくすることが目的です。
包装と梱包のどちらを重視するかは、商品によって異なります。配送する商品の種類や用途によって、包装だけにしたり梱包だけにしたり、包装と梱包を併用したりするとよいでしょう。
ここからは、メルカリで高評価を得やすい包装・梱包方法を2つ紹介します。
とくに贈答用に指定されていない場合でも、きちんと商品が包装されていれば購入者の心証はよくなります。
包装紙などを使う商品のラッピングとして、「キャラメル包み」は汎用性が高い方法です。包装紙の横幅は箱の胴回りに対して+3~4cmほど、縦幅は箱の長さ+厚みの2/3ほどが目安となります。大概の商品に応用できるため、ぜひ覚えておきましょう。
キャラメル包みのやり方は下記のとおりです。
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包装紙を箱に沿って折る際は、しっかりと辺や角に折り目をつけることが綺麗に仕上がるコツです。なお、弔事用に折る場合は左右の紙を重ねる順番が逆となります。左側の紙を上にして折ることがマナーとなるため、間違えないように注意しましょう。
壊れやすい商品や外箱に傷や凹みをつけたくない商品を梱包する場合は、ダンボールに緩衝材を入れて補強することで購入者からの印象がよくなります。商品自体に気泡緩衝材などを巻くだけでなく、商品とダンボールの間に隙間を作らないように、しっかりと緩衝材を詰めることが重要です。
緩衝材を選ぶ際は、商品の購入者が処分しやすいものを選択します。使い古しはもちろん、新品であっても布製品には多くの人が抵抗を感じるため、下記のような緩衝材を利用するとよいでしょう。
ダンボールに緩衝材を入れて商品を守る手順は下記のとおりです。
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また商品の形状や重さによっては、ダンボール箱の底面にぴったり嵌る大きさのダンボール板にストレッチフィルムで巻きつける方法もおすすめします。ダンボールで商品を梱包する際は、上下左右に振っても商品が動かないようにしっかりと固定することが大切です。
メルカリの購入者からよい評価をもらうためには、梱包の仕方にも気を配ることが重要です。商品が汚れやすい・壊れやすい梱包方法で届けられた購入者は、たとえ商品が無事であったとしても出品者に対してあまりよい印象を抱けません。
メルカリで出品商品を発送する際は手間を惜しまず、包装紙などを使い丁寧にラッピングしたり、緩衝材で補強したりすることが大切です。購入者の気持ちになって自分が「どのような状態で商品が届いたら嬉しいか」を考慮して梱包しましょう。