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ひもを使ったダンボールの結び方を知っておくことで、引越しの荷造りなどをスムーズに行うことができます。ひもはガムテープと比べて強度が高く、毛布・新聞紙を縛るときや災害が起こったときにも活躍します。
当記事では、ダンボールの結び方をサイズ別に解説します。また、荷台にダンボールを固定する際の結び方も紹介するため、ダンボールを頑丈に結ぶコツを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ひもを使ってダンボールを結ぶ際は、ダンボールのサイズに合った結び方を選ぶことが大切です。箱の大きさや形状に合った結び方を行えば、ひもが解ける心配をする必要がありません。
ダンボールを頑丈に結ぶコツは、ひもの通し方を間違えないことと、引き締める際に力強く引っ張ることです。一つひとつの手順を丁寧に行うことで、頑丈にダンボールを結ぶことができます。
十字掛け(十字結び)と垣根結び(いぼ結び・男結び)は、ひも掛けの基本となる結び方です。1人でもダンボールを結束しやすく、コツを押さえてマスターすれば、ほかのひも掛けもスムーズに行えます。
垣根結びのやり方は、下記のとおりです。
① |
右手でダンボールの上の面の中央にひもを当てます。 中央から長辺の半分の長さと、結び目の分の長さを約20cmほど取り、左手でひもを90度反転させます。 |
---|---|
② | 右手に持った長いひもを短辺のほうに向かって2周巻きます。 |
③ | 最初に左手で持っていた短いひもと、ダンボールに2周させた長いひもを交差させます。このとき、左手のひもが手前に、右手の長いひもが奥になるようにしてください。 |
④ |
右手の長いひもを長辺のほうに向かって、ダンボールに2周巻きます。 ここまでが十字掛けです。 |
⑤ |
続いて垣根結びに移ります。 手前には、先ほどダンボールに2周させたひもの端を右手で持ち、ダンボールの上面の角で二重になっているひもの下に通します。 |
⑥ | 両方のひも引き締めたあと、右手のひもで左手のひもを巻くように輪を作ります。 |
⑦ | 左右の手を持ち替えます。 このとき、先ほど作った輪の巻き始めと巻き終わりの2本を左手で持ちます。 |
⑧ | 右手で持ったひもを、左手で持っているひもの輪の2本に巻きつけるように、輪の下側から上に向かって通します。 |
⑨ | 輪からひもを引き抜き、両手で強く引き締めたら完成です。 |
キの字結びは十字掛けの応用で、初心者でも簡単にできる結び方です。長めのダンボールだけでなく、古新聞や毛布など、重いものを梱包したいときにも適しています。
キの字結びのやり方は、下記のとおりです。
① |
カタカナの「キ」の字になるように、ダンボールの手前の3分の1ほどの場所で十字掛けを行います。 このとき、長いほうのひもが奥へ向かうようにすることがポイントです。 |
---|---|
② | 長いひもを使って、手前から3分の2のところで再び十字掛けをします。 |
③ |
ダンボールを裏返し、横に2本渡っているところにひもに巻きつけます。 ひもを上から通して下から出すことが緩まないコツです。 |
④ | ダンボールを表に戻し、角の部分でひもを結び合わせて完成です。 |
行李結びは大きなものを結ぶときに適した方法で、ダンボールが潰れにくいことが特徴です。上下にひっくり返す手順が多くやや複雑ではありますが、ひもの動きに注意することで、大きいダンボールでも頑丈に結ぶことができます。
行李結びのやり方は、下記のとおりです。
① | まずはひもを2つ折りにして、ダンボールの長辺を3等分した2箇所のところに、結び目を2つ作ります。 |
---|---|
② | 2本のひもをまとめて一つ結び(から結び)を行います。 |
③ |
ダンボールを裏返し、一方の端で輪になっているひもに2本のひもを通します。 通したひもの先は、それぞれ左右に分けて引き締めてください。 |
④ | ダンボールを表に返し、中央にある輪の中へひもを下から通します。 |
⑤ |
再びダンボールを裏返します。 ひもを90度に折り、短辺の下へ2本のひもをくぐらせます。 |
⑥ | くぐらせたひもを、両手で引き締めます。 |
⑦ |
ダンボールを表に返し、輪の結び目の隣で巻き結びを行えば完成です。 完成した巻き結びの上に、さらにもうひと結びしておくと、結び目が解けにくくなります。 |
トラックや自転車の荷台にダンボールを積む際にも、ひもを使ってダンボールを結ぶ方法はおすすめです。結び方によっては解けにくくなり、大きめの振動や衝撃にも耐えることができるため、さまざまな荷物を運ぶことができます。
ただし、ダンボールを積む際は、トラックなどの最大積載量に注意が必要です。また、使用するひもは、滑りにくいポリプロピレン製の作業ロープやトラックロープを選びましょう。
ここでは、荷台に段オールを固定する結び方を2つ紹介します。
南京結びは多少の振動では緩まない上、長さの調節も可能な結び方です。強力で解けないことが特徴であることから、トラックに本棚などの家具や大型の荷物を積む際に使われています。
どのような高さのものでもしっかりと固定できる上、結ぶときに力を使わないため、女性でも簡単に結ぶことが可能です。
南京結びのやり方は、下記のとおりです。
① | ひもの先を結び、トラックの荷台のフックにかけます。 |
---|---|
② | 固定したい荷物にひもをくくりつけ、荷物を軽く縛ります。 |
③ |
左手でひもを持ち、左手から続くひもを右手で持ち、小さい輪を作ります。 この小さい輪を、左手で持っているひもの上のほうへ寄せます。 |
④ |
左手のほうにできた大きな輪で、小さな輪の付け根を下から1回巻きます。 このとき、結び目を縦にすることがポイントです。 |
⑤ |
さらにもう1回ひもを巻きつけます。 このとき、2回目の輪が小さな輪を持っている右手の親指側になるように巻きつけることがポイントです。 |
⑥ |
左手側の大きな輪を8の字にひねります。 8の字になった下の輪に、垂れ下がっているひもを通します。 |
⑦ | 通したひもでできた新たな輪をトラックのフックにかけます。 |
⑧ | 垂れ下がっているひもを下へ引っ張りながら締めつけて小さな輪を作り、荷台とひもの間に輪をくぐらせます。 |
⑨ |
最後に荷台とひもの間にくぐらせた輪をフックにかけ、締めつけたら、南京結びの完成です。 結び終えたら、ひもが張っているかを確認してください。 |
トラックでの運搬の際によく使われる結び方には、ここで紹介した南京結びのほか、複数の荷物を運ぶ際に適した「輸送結び」や、長時間の運転にで適した「もやい結び」などがあります。
かます結びは強度が高いものの、簡単に解くことができる便利な結び方で、自転車の荷台に荷物を固定するほか、古紙を縛るときにも使われます。日常でも重宝する結び方のため、ぜひマスターしてください。
かます結びのやり方は、下記のとおりです。
① |
ひもでダンボールを数回巻いたあと、片方のひもの先端で輪を作ります。 このとき、輪をしっかりと引き締め、ダンボールとひもの間がたるまないようにしてください。 |
---|---|
② | 左手で輪を、右手でもう一方のひもを持ち、右手のひもを輪の上から、ひも全体の下をくぐらせてまとめます。 |
③ | くぐらせたひもを、輪の下から通します。 |
④ |
ダンボールの角の位置で、両方のひもを強く引いて結び目を締めます。 このとき、結び目が角になるようにすることが、丈夫に縛るコツです。 |
引越しの荷造りなどでダンボールが必要となった場合は、「ユーパッケージ」での購入がおすすめです。ユーパッケージでは、好みのサイズのダンボールを、低価格で購入することができます。
ユーパッケージには、みかん箱タイプや差込式、ポスター用など、さまざまな形状のダンボールが400種類以上揃っています。
用途や宅配サイズなど、細かい選択肢の中からダンボールを選ぶことができるほか、またオーダーメイドでダンボールを注文することも可能です。
さらに、ユーパッケージは当日発送に対応しているため、急にダンボールが必要になった際もすぐに用意することができます。
ダンボールを購入する際は、ぜひユーパッケージの利用を検討してみてください。
ダンボールをひもで結ぶときには、箱のサイズに応じた結び方を行うことが大切です。
荷台に固定する際には、結び終えたあとに締め込みが甘くないかを必ず確認しましょう。ダンボールを頑丈に結ぶコツは、ひもを正しい方向から通すことと、引き締めるときに力強く引っ張ることです。
ダンボールの結び方を覚えておくと、雑誌を縛るときや、アウトドア・災害時など、あらゆる場面で役立ちます。
引越しなどでダンボールが大量に必要なときには、多種多様なダンボールを扱っており、当日発送に対応しているユーパッケージでの購入がおすすめです。