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近年、メルカリやラクマと言った無料で使えるフリマアプリが普及されることで、商品を梱包する機会が増加している話を耳にします。例えばフリマアプリを利用するとなれば、商品を発送する際の梱包はどうしたらいいのだろうって悩んだことはありませんか?特に今まで商品を梱包したことがない方にとっては、どのように梱包すれば良いかわからないでしょう。
今回は、梱包材の中でも最も手に入りやすい一般的なA式ダンボールの寸法設計について、そして商品を梱包するために押さえておきたい内寸法、展開寸法、外寸法について解説します。ぜひA式ダンボールの知識を深めて梱包材で悩むことを無くしましょう。
商品に合わせたA式ダンボールをオーダーメイドで用意する際には、A式ダンボールが商品よりも大き過ぎても、また小さ過ぎてもいけません。
商品に対してA式ダンボールを大きく設計すると、商品が中で固定されないので、配送中や荷扱いの振動で商品にキズが付いたり、破損する可能性があります。また商品に対して小さく設計すると、そもそも商品がA式ダンボールの中に入らないなんてことも起こりえます。
以上を踏まえて、A式ダンボールの寸法設計をする際の大まかな考え方としては商品に対して全方向+5mm大きく設計することがベターです。
この全方向+5mmには意図があり、A式ダンボールの寸法誤差は一般的に±3mmとなっているので仮にマイナス方向に寸法がブレたとしても多少の余裕をもって梱包ができます。それを踏まえ、5mmのクリアランスを設定しています。
細かく見るとダンボールの形状や厚み(段種)で考え方が異なるので詳しく解説します。
A式ダンボールにおいてパーツの読み方がそれぞれあります。設計中にどの部分がどのような名称かわからなければ不便な場合があるので一つの知識として覚えておきましょう。
A式ダンボールの寸法を検討する際に「内寸法」「展開寸法」「外寸法」と言う測り方があります。それぞれ意味が異なり、この意味を押さえておくだけでも設計する際に役立ちます。 それではそれぞれの意味について解説します。
A式ダンボールの内寸法とは、その名の通りA式ダンボールの内側の寸法となります。 内寸法は商品を梱包するために必要なA式ダンボールの大きさを割り出す際に必要となる寸法です。前項でも解説した「商品に対して全方向に+5mm大きくした寸法」がまさに内寸法となるでしょう。
A式ダンボールの展開寸法は箱を製造する際に必要となる寸法です。もう少し正確に言うとA式ダンボールの糊付けを剥がして開けた状態で、罫線間の寸法を計測したもののことを指します。
梱包する際には関係してこない寸法なので、一般的には必要ない情報ですが、仮にA式ダンボールを作る際には押さえておきたい寸法です。
A式ダンボールの外寸法とは梱包後の外側から計測した寸法で、外寸法は配送の際に重要となってくる寸法です。
宅配便や宅配サービスで発送する際に3辺のサイズが計測されますが、この合計サイズによって料金が異なってきます。
つまり、A式ダンボールの外寸法は配送の際の料金設定に関わってくるので少しでも小さくしたい寸法でしょう。
A式ダンボールの内寸法、展開寸法、外寸法はいずれかの寸法がわかれば簡単に算出することができます。段種ごとに変わってくる寸法でもあるので、一覧表を確認してください。
※実際にはダンボールの厚さや原紙の調子、接着の正確性などによって±4㎜程度の差があります
例えばAフルートのA式ダンボールにおいて内寸法が350x250x150である場合、展開寸法と外寸法を算出すると以下のようになります。
これらは難しく考える必要はなく、各フルートの加算値を覚えていれば簡単に算出できるので、ぜひ覚えておきましょう。
それではA式ダンボールを実際に設計してみましょう。実際はいろんな場面が想定されるので、商品からA式ダンボールを一から設計するパターンと既存の段ボールを上手に使う2パターンの解説をします。
今回の例はプレゼントが入った箱2つをまとめて梱包するためのA式ダンボールを設計します。
箱①:500x500x100
箱②:500x500x200
◆A式ダンボールの設計手順
①どのように商品を設置するか検討
・商品が安全に梱包されることを前提に効率良く配置。
・今回の場合、横に並べるより縦積みが効率的と判断。
・そして大きい方の②を下に配置。(もしくは重たい方を下)
②商品を設置後、3辺の寸法を計測
・500x500x300
③商品の3辺の寸法に全て5mmを足しこみA式ダンボールの内寸法とする
・内寸法:505x505x305
・展開寸法:509x509x311.5
・外寸法:513x513x318
既成A式ダンボールを使用する場合の工夫として、商品の入れ方やA式ダンボールの寸法調整が必要になる場合があります。既成のA式ダンボールが商品に対して大きい場合、下記のような対策を取る必要があります。
案①の場合、追加で緩衝材を用意しなければならないので、今回は②の案を検討することとします。
案②はダンボールの寸法調整を行うことで商品を安全に配送できるだけでなく、配送する際のコストも下げられる可能性があります。つまり、安全性の担保だけでなくコスト削減も見込めるので、ぜひ押さえておきたい知識です。
それでは商品に対してA式ダンボールの高さが足りない時、低い時、それぞれの対策を解説します。ぜひ参考にしてください。
■商品に対してA式ダンボールの高さが足りない時の対処
商品の高さがA式ダンボールの高さより高い場合の対処を解説します。追加のパーツを用意しなければならないので梱包する際には不足がないよう注意してください。
◆同じA式ダンボールが2つ用意できる場合
A式ダンボールを組み立て、フラップは閉じない状態でフタとソコとして使用する。
この方法は無理に梱包しているので強度面が心配です。あくまで緊急対策として使用しましょう。
■商品に対してA式ダンボールの高さが低い時の対処
商品の高さがA式ダンボールの高さより低い場合の対処を解説します。
◆加工の段取り
①商品をA式ダンボールに入れ、余った高さ部分の胴部分にカッターで切り込みを入れます。
②長側面、短側面で折り曲げられるように罫線を入れます。そうすることで余った高さを折り曲げることができます。
余った高さを無くすことで商品の動きを止めることができ、外寸も小さくなるので、配送コストも抑えられる可能性もあります。
この方法は簡単にできるので、ぜひ試してください。
今回はA式ダンボールの寸法設計の考え方、そして内寸法、展開寸法、外寸法についての解説をしました。
それぞれポイントを振り返ります。
A式ダンボールの設計方法は商品から内寸法を割り出すことが基本となります。設計の際に配送コストを意識しつつ、商品を安全に梱包できるA式ダンボールを用意できれば、設計をマスターしたと言えるでしょう。
A式ダンボールの設計は難しいものではありませんので、ここで解説したポイントをぜひ活用して梱包時の参考にしてください。