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箱の豆知識

A式ダンボールの寸法設計の考え方!
内寸法、展開寸法、外寸法を詳しく解説

近年、メルカリやラクマと言った無料で使えるフリマアプリが普及されることで、商品を梱包する機会が増加している話を耳にします。例えばフリマアプリを利用するとなれば、商品を発送する際の梱包はどうしたらいいのだろうって悩んだことはありませんか?特に今まで商品を梱包したことがない方にとっては、どのように梱包すれば良いかわからないでしょう。

今回は、梱包材の中でも最も手に入りやすい一般的なA式ダンボールの寸法設計について、そして商品を梱包するために押さえておきたい内寸法、展開寸法、外寸法について解説します。ぜひA式ダンボールの知識を深めて梱包材で悩むことを無くしましょう。

1.A式ダンボールの寸法設計の考え方

商品に合わせたA式ダンボールをオーダーメイドで用意する際には、A式ダンボールが商品よりも大き過ぎても、また小さ過ぎてもいけません。

商品に対してA式ダンボールを大きく設計すると、商品が中で固定されないので、配送中や荷扱いの振動で商品にキズが付いたり、破損する可能性があります。また商品に対して小さく設計すると、そもそも商品がA式ダンボールの中に入らないなんてことも起こりえます。

以上を踏まえて、A式ダンボールの寸法設計をする際の大まかな考え方としては商品に対して全方向+5mm大きく設計することがベターです。

この全方向+5mmには意図があり、A式ダンボールの寸法誤差は一般的に±3mmとなっているので仮にマイナス方向に寸法がブレたとしても多少の余裕をもって梱包ができます。それを踏まえ、5mmのクリアランスを設定しています。

細かく見るとダンボールの形状や厚み(段種)で考え方が異なるので詳しく解説します。

2.A式ダンボールのパーツの名称

A式ダンボールにおいてパーツの読み方がそれぞれあります。設計中にどの部分がどのような名称かわからなければ不便な場合があるので一つの知識として覚えておきましょう。

3.A式ダンボールの寸法について

A式ダンボールの寸法を検討する際に「内寸法」「展開寸法」「外寸法」と言う測り方があります。それぞれ意味が異なり、この意味を押さえておくだけでも設計する際に役立ちます。 それではそれぞれの意味について解説します。

3-1.A式ダンボールの内寸法とは

A式ダンボールの内寸法とは、その名の通りA式ダンボールの内側の寸法となります。 内寸法は商品を梱包するために必要なA式ダンボールの大きさを割り出す際に必要となる寸法です。前項でも解説した「商品に対して全方向に+5mm大きくした寸法」がまさに内寸法となるでしょう。

3-2.A式ダンボールの展開寸法とは

A式ダンボールの展開寸法は箱を製造する際に必要となる寸法です。もう少し正確に言うとA式ダンボールの糊付けを剥がして開けた状態で、罫線間の寸法を計測したもののことを指します。

梱包する際には関係してこない寸法なので、一般的には必要ない情報ですが、仮にA式ダンボールを作る際には押さえておきたい寸法です。

3-3.A式ダンボールの外寸法とは

A式ダンボールの外寸法とは梱包後の外側から計測した寸法で、外寸法は配送の際に重要となってくる寸法です。

宅配便や宅配サービスで発送する際に3辺のサイズが計測されますが、この合計サイズによって料金が異なってきます。

つまり、A式ダンボールの外寸法は配送の際の料金設定に関わってくるので少しでも小さくしたい寸法でしょう。

3-4.A式ダンボールの内寸法、展開寸法、外寸法の関係

A式ダンボールの内寸法、展開寸法、外寸法はいずれかの寸法がわかれば簡単に算出することができます。段種ごとに変わってくる寸法でもあるので、一覧表を確認してください。

※実際にはダンボールの厚さや原紙の調子、接着の正確性などによって±4㎜程度の差があります

例えばAフルートのA式ダンボールにおいて内寸法が350x250x150である場合、展開寸法と外寸法を算出すると以下のようになります。

  • 内寸法 :350x250x150
  • 展開寸法:354x254x156.5
  • 外寸法 :358x258x163

これらは難しく考える必要はなく、各フルートの加算値を覚えていれば簡単に算出できるので、ぜひ覚えておきましょう。

オーダーダンボールについてはこちら >>>

4.A式ダンボールの寸法設計を実践

 

それではA式ダンボールを実際に設計してみましょう。実際はいろんな場面が想定されるので、商品からA式ダンボールを一から設計するパターンと既存の段ボールを上手に使う2パターンの解説をします。

4-1.商品寸法からA式ダンボールを設計してみる

今回の例はプレゼントが入った箱2つをまとめて梱包するためのA式ダンボールを設計します。

箱①:500x500x100
箱②:500x500x200

◆A式ダンボールの設計手順
①どのように商品を設置するか検討
・商品が安全に梱包されることを前提に効率良く配置。
・今回の場合、横に並べるより縦積みが効率的と判断。
・そして大きい方の②を下に配置。(もしくは重たい方を下)

②商品を設置後、3辺の寸法を計測
・500x500x300

③商品の3辺の寸法に全て5mmを足しこみA式ダンボールの内寸法とする
・内寸法:505x505x305
・展開寸法:509x509x311.5
・外寸法:513x513x318

4-2.既成A式ダンボールを使用する場合の工夫や対処法

既成A式ダンボールを使用する場合の工夫として、商品の入れ方やA式ダンボールの寸法調整が必要になる場合があります。既成のA式ダンボールが商品に対して大きい場合、下記のような対策を取る必要があります。

  • ①緩衝材を入れて商品を固定する
  • ②ダンボールを切って、できる限り商品寸法に近づける

案①の場合、追加で緩衝材を用意しなければならないので、今回は②の案を検討することとします。

案②はダンボールの寸法調整を行うことで商品を安全に配送できるだけでなく、配送する際のコストも下げられる可能性があります。つまり、安全性の担保だけでなくコスト削減も見込めるので、ぜひ押さえておきたい知識です。

それでは商品に対してA式ダンボールの高さが足りない時、低い時、それぞれの対策を解説します。ぜひ参考にしてください。

■商品に対してA式ダンボールの高さが足りない時の対処

商品の高さがA式ダンボールの高さより高い場合の対処を解説します。追加のパーツを用意しなければならないので梱包する際には不足がないよう注意してください。

◆同じA式ダンボールが2つ用意できる場合
A式ダンボールを組み立て、フラップは閉じない状態でフタとソコとして使用する。

この方法は無理に梱包しているので強度面が心配です。あくまで緊急対策として使用しましょう。

■商品に対してA式ダンボールの高さが低い時の対処

商品の高さがA式ダンボールの高さより低い場合の対処を解説します。

◆加工の段取り
①商品をA式ダンボールに入れ、余った高さ部分の胴部分にカッターで切り込みを入れます。
②長側面、短側面で折り曲げられるように罫線を入れます。そうすることで余った高さを折り曲げることができます。

余った高さを無くすことで商品の動きを止めることができ、外寸も小さくなるので、配送コストも抑えられる可能性もあります。

この方法は簡単にできるので、ぜひ試してください。

豊富なサイズのダンボールについてはこちら >>>

まとめ

今回はA式ダンボールの寸法設計の考え方、そして内寸法、展開寸法、外寸法についての解説をしました。

それぞれポイントを振り返ります。

  • 内寸法は商品よりも少し大きめにする。商品寸法に+5mmした寸法がベスト
  • 展開寸法はA式ダンボールを製造する際に必要となる寸法
  • 外寸法は配送コストに関わる寸法

A式ダンボールの設計方法は商品から内寸法を割り出すことが基本となります。設計の際に配送コストを意識しつつ、商品を安全に梱包できるA式ダンボールを用意できれば、設計をマスターしたと言えるでしょう。

A式ダンボールの設計は難しいものではありませんので、ここで解説したポイントをぜひ活用して梱包時の参考にしてください。

好きなサイズで作れるオーダーメイドダンボールはこちら >>>

箱の組み立て手順
A式/みかん箱タイプ
A式箱
A式箱は世界的に最も使用されている箱の形式でRegular Slotted Container
略してRSCといいます。
底面と天面をOPPテープなどにより封をするため再封性に劣ります。
強度があり紙の無駄と製造工程が少ないので、 値段が安い形式です。
最も多く流通している標準的な形式です。
A式箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
B式/地獄底タイプ
B式箱
B式段ボール箱は、機能性が優れた箱でAと共に最もよく使用されている箱の形式です。
天面差し込み、底面組立式で、テープ等が不要です。
上部のフタを差込んで封をするため再封性があり、再利用に向いています。
小形・軽量の物を入れるのに適しています。
B式箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
たとう式/やっこタイプ
たとう式箱
たとう式箱は底が一体型になっており、
包み込むように梱包するのでスピーディに作業ができます。
梱包時、天面をつき合わせて二重にするので安定性が高く、デザイン的にも優れています。
しかし、箱の4隅に隙間が出来るため10cm以上の高さの製品には適していません。
主に高級衣類、フレーム、書籍、アクセサリーなどに使用される箱です。
たとう式箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
N式/サイド差込タイプ
N式箱
N式箱は一枚の紙を組み立てて作ります。
4隅は完全にふさがり、強度があり機能性と安定性に優れています。
前面が2重、横面が3重なので、強度があり、高級製品、重い製品、
衝撃に弱い製品などの包装に多く使用されます。
ただし、紙を多く使用する形なので単価が高くなる欠点があります
N式箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
B式/キャラメル箱タイプ
T式箱
B式箱は、上下のフタを差込む形状の箱で、「キャラメル箱」とも呼ばれます。
箱の前後面が平らで広いため、両面印刷時には、非常にきれいに表現でき、
組み立てが容易で大量の製品の包装などに多く使用されます。
しかし、上下が差込み蓋になっているため主に軽い製品の包装に向いています。
B式箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
N式/上差込タイプ
N式箱
N式(上差込タイプ)箱はN式(サイド差込タイプ)箱の一体形底部とB式箱の上蓋を組み合わせたような箱です。
N式(サイド差込タイプ)箱のように安定性と密封性が優れており、
B式箱のように組み立ての作業性も良い利点があります。
また、最低でも1面はダンボールが折り返されているため強度がある箱形状です。
強度が重要な商品の包装にお勧めします。
ただし、N式(サイド差込タイプ)箱のように紙を多く使用するので単価が高くなる欠点があります。
N式箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
持ち手式タイプ
持ち手式タイプ
持ち手式タイプ箱は、下部は組み立て式で、上部にはストラップを付けたギフト用の包装箱です。
ストラップで持ちやすくテイクアウトなどにも使用できるため、
別途にショッピングバッグなどを制作せず製品を
そのままに包装できるのでコストパフォーマンスに優れています。
箱の組み立てが非常に簡単で、底の強度もあります。
色々なシーンに活用が期待できる形状です。
持ち手式タイプ箱 組み立て手順
箱の組み立て手順
ポスター用箱
ポスター用箱
ポスター用箱は縦が長くカレンダーやポスト、図面、傘、ゴルフクラブ
などに多く使用されて箱です。
紙管・紙筒の代わりにもよく使用されます。
当社では、底面と天面をOPPテープなどにより封をするA式(みかん箱タイプ)と
フタを差し込むんで使用するB式(キャラメル箱タイプ)を取り扱っています。
ポスター用箱 組み立て手順