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箱の豆知識



ダンボールの反りが生じる原因とは?おすすめの保管方法まで

ダンボール箱やダンボールシートを使おうと取り出したとき、反りが生じていて使用できなかったという方も多いでしょう。とくに梅雨の季節を越したり、長く保管していたりするダンボールは、大きく反っていることも少なくありません。

ダンボールの反りはやっかいな現象といえますが、対策をすることで反りを防ぐことが可能です。

そこで今回は、ダンボールの反りが生じてしまう原因を解説します。おすすめとなる保管方法も解説するため、ダンボールの反りを回避したい方は参考にしてください。

1.ダンボールの反りが起こる原因

ダンボールに反りが生じると、箱の寸法が変わって本来の目的に使えないケースもあります。ダンボールの反りは、段ボール工場や販売会社にとっても厄介な問題です。

実際に反りが生じてしまう原因を把握し、対策をすることで、反りを回避することが可能となります。

ここでは、ダンボールの反りが起こる原因と、反りを防ぐための対策を紹介します。

1-1.原因は?

ダンボールの反りが起こる原因は、湿気を吸うと紙の繊維が膨らむことにあります。

ダンボール原紙は、古紙とバージンパルプを主原料に加工した紙製品です。紙は吸湿性が高く、繊維の水分率が大きくなると、繊維の向きに対して垂直方向に膨らんで伸びる性質を持っています。
ダンボール原紙から作られているダンボールも、水分の影響で繊維が伸びる点は共通しているため、繊維の膨らみが反りに繋がってしまいます。

1-2.反りを防ぐための対策

ダンボールの反りを防ぐ対策は、主に以下の3つがあります。

〇湿気が出る場所に置かないこと
ダンボールの反りは湿気が原因であるため、湿気が出る場所に置かないことが、一番の反り対策となります。温度差で結露する窓際はもちろん、床面の直置きや水道管の水滴・水蒸気の当たる場所も注意してください。

ただし、過度に乾燥している環境も、ダンボールの保管場所としては適していません。乾燥しすぎたダンボールは、折ったときに表面のライナーが千切れる、ケイ割れと呼ばれる現象が起こりやすくなります。

〇保管するときは斜めに立てかけないこと
ダンボールは壁などへ斜めに立てかけず、真っ直ぐ立てて保管してください。斜めに立てかけたダンボールは曲がりが起きやすくなるため、湿気の少ない場所でも反りが生じてしまいます。

〇シートの表裏や上下を時々交換すること
ダンボールを同じ向きのまま保管しておくと、片面のみ湿気を吸って、反りが大きくなるケースがあります。とくに複数枚のダンボールを保管する場合、窓際や床に面している部分が湿気を吸いやすいため、ダンボールの表裏や上面・下面を時々交換してください。

2.ダンボールのおすすめ保管方法3選

ダンボールの反りを起こさないためには、適切な保管方法を実施する必要があります。

しかし、ダンボールは倉庫や物置に剥き出しで置かれるケースが多いため、わざわざ保管環境を整えることも簡単ではありません。

ここでは、ダンボールの反りを防いで保管したいときに実践できる、おすすめの保管方法を3つ紹介します。

2-1.段ボールストッカーを利用する

段ボールストッカーは、畳んだダンボールやシートを垂直に立てた状態で保管できる、段ボール専用の収納ケースです。側面にダンボールの転落を防止するフレームや柵がついており、サイズが異なるダンボールを一つにまとめて保管できます。キャスター付きの製品がほとんどであり、ダンボールを乗せたまま移動することも簡単です。

段ボールストッカーは、保管するダンボールの数量にあわせて選びましょう。ダンボールストッカーの収納容量が小さすぎると不便であり、逆に大きすぎるとダンボールを斜めに立てかけることになってしまいます。

2-2.梱包フィルムで保管する

梱包フィルムも、ダンボールの保管に便利なアイテムです。梱包フィルムは伸びやすく、ダンボールの周囲にぐるぐる巻くと、フィルム同士が結束します。

梱包フィルムのメリットは、大きさの異なるダンボールも結束して保管でき、一つにまとめて持ち運べる点です。全体を包むように巻いて、ホコリや傷からダンボールを保護する使い方もできます。

2-3.広げて保管する

ダンボール箱を保管する際に広げて保管する方法は、多くの方が行っているのではないでしょうか。ダンボール箱は広げることで厚みも少なくなり、少しの空間で保管できます。保管の際に特別なアイテムを必要とせず、必要になったら取り出してすぐに組み立てられる点がメリットです。

ただし、段ボールストッカーや梱包フィルムのように、大量なダンボールの保管には向いていません。ダンボールのシート数が少なく、早い段階で使用する場合に適した保管方法です。

3.ダンボールは放置しないことが重要

ダンボールは、商品梱包や収納・保管など、さまざまな用途で便利に使われています。しかし、ダンボールを長期間放置することは望ましくありません。

とくに収納や保管など、長期間放置しやすい使い方をするときは注意が必要です。

ここでは、ダンボールの長期間放置を避けるべき理由と、管理上の注意点を解説します。

3-1.ダンボールは害虫が好む場所

ダンボールは吸湿性があるだけでなく、保温性・保湿性にも優れていることが特徴です。湿気があって温かい場所は、害虫が好みやすいため、虫がわかないように注意しなくてはなりません。

また、ダンボールを収納・保管する場所も注意が必要です。ダンボールの保管場所は、倉庫や物置・押し入れが多いのではないでしょうか。空気の通りが少ない場所は、ホコリが積もりやすいだけでなく、カビ・ホコリを食べるダニも好む環境です。さらに、ゴキブリやクモはダニが好物であり、ダンボールの隙間に巣を作って繁殖する可能性もあります。

3-2.ダンボールはこまめに確認

ダンボールを害虫まみれにしないためには、こまめに確認することが重要です。ダンボールが濡れていたり、汚れが付着していたりすると、害虫が発生しやすくなります。収納・保管に使っているダンボールは、中身の収納物を守るためにも、こまめに確認を行ってください。

長期間放置しているダンボールがある場合は、新しいダンボールを用意することがおすすめです。ただし、保管場所に害虫が住み ついている可能性もあるため、新しいダンボールに替える前に掃除も行いましょう。保管場所の掃除と空気の入れ替えを定期的に行うことで、ダンボールを良好な状態に保つことができます。

4.ダンボールの弱点を使ったおもしろい活用方法

紙から作られているダンボールは、湿気を吸いやすいことが弱点です。しかし、ダンボールの吸湿性を利用して、湿気取りとして活用する方法があります。家の中で湿気が溜まりやすい場所に、ダンボールを敷いてみましょう。

おもしろい活用方法には、以下の3つの例があります。

〇押し入れ
押し入れを布団の収納場所にしている方は、布団を置く場所の下にダンボールを敷いてください。ダンボールが布団から放出される湿気を吸い取り、押し入れ全体の湿度を低く抑えます。

〇引き出し
洋服タンスの引き出しや収納ケースの中も、湿気が溜まりやすい場所です。引き出しの一番下にダンボールを敷き、その上に衣類を収納することで、ダンボールが湿気を吸ってくれます。

〇家具の隙間
ベッドと壁の隙間や、本棚と本棚の間にダンボールを挟むことで、除湿効果が期待できます。家具の隙間をダンボールで埋めるとほこりが積もりにくくなるため、掃除も簡単です。

ダンボールを湿気取りに活用する注意点として、湿ったダンボールは害虫がわきやすくなっています。湿気を吸ったダンボールは天日干しで乾かして、3ヵ月くらいを目途に新しいダンボールと交換しましょう。

まとめ

ここまで、ダンボールの反りが生じてしまう原因と、おすすめの保管方法を解説しました。

ダンボールは便利な面も多い一方、保管には注意しなければなりません。今回紹介した反りを防ぐ対策と、保管方法をしっかりと実践することで、反りを防ぐことができます。

ダンボールはただ物を保管するだけでなく、さまざまな用途でも使用できるため、うまく活用しましょう。