ダンボール・化粧箱の販売・通販なら「ユーパッケージ」
ダンボールや化粧箱の購入・印刷なら通販サイトのユーパッケージ
ダンボールや化粧箱の購入・印刷なら通販サイトのユーパッケージ
info@upackage.jp

info@upackage.jp

050-8882-3727

050-8882-3727

箱の豆知識



段ボールの中芯の特徴|芯を選ぶ際に重視すべきポイント

普段何気なく使用される段ボールは、さまざまな要素で構成されています。構成要素の組み合わせによって段ボールの性質が変わるため、各要素の特徴を知ることが大切です。

特に中芯と呼ばれる要素は、段ボールの性質に大きな影響を与えます。もし中芯の特徴を知らなければ、用途に合わない段ボールを購入してしまうことにもなりかねません。

そこで今回は段ボールの中芯について詳しく解説します。段ボールの特徴について知りたい人や、段ボールの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

1.段ボールはどのような構造になっているの?

段ボールは「ライナー」「フルート」「中芯」の3要素で構成されます。それぞれの特徴は以下の通りです。

▼ライナー

ライナー(紙質)は、段ボールの表面を形成する紙のことです
ライナーには表ライナーと裏ライナーがあり、その間に「中芯」が接着されている状態が、段ボールの基本的な構造です。

ライナーは1平方メートルあたりの重量によって、いくつかの種類に分けられます。

呼称 1平方メートルあたりの重量
K7 280g
K6 210g
K5 170g
C5 160g

ライナーは重量が大きくなるほど、強度も上がります。段ボールの用途に合わせて、適切なライナーを選択することが一般的です。

▼フルート

フルートは、ライナーと中芯を合わせたときの「厚さ」を表す言葉です。基本的には段ボール自体の厚みのことを指しますが、中芯の高さのみを指す場合もあります。
フルートの厚みによって、段ボールに適した用途が決まります。

▼中芯

中芯とは、ライナーに接着されている波型の紙のことです
中芯の高さによって段ボールの強度が変わるため、段ボールの構造においてとても大切なパーツであるといえます。

1-1.中芯とフルートの関係性

中芯の高さが変われば、フルートの厚さも変わるため、両者には密接な関係性があるといえます。以下は、中芯とフルートの関係性を表した表です。

フルートの種類 Aフルート
厚さ(中芯の高さによって変動) 約5mm
中芯の波型数 30cm内に34±2個
概要 一般的によく使われる段ボール
フルートの種類 Bフルート
厚さ(中芯の高さによって変動) 約3mm
中芯の波型数 30cm内に50±2個
概要 内装箱や小さいもの・軽いものの梱包に使われる段ボール
フルートの種類 BAフルート
厚さ(中芯の高さによって変動) 約8mm
中芯の波型数 30cm内に34±2個と
30cm内に50±2個
概要 AフルートとBフルートを貼り合わせ、強度を高くした段ボール
フルートの種類 Eフルート
厚さ(中芯の高さによって変動) 約1.5mm
中芯の波型数 30cm内に95±5個
概要 ギフト箱などの個装箱によく使われる段ボール

中芯の高さが変われば、フルートの種類も変わり、段ボールの用途にバリエーションをもたらします。中芯は段ボールの用途を決める大切な役割を担っているといえるでしょう。

2.段ボールを構造する上で重要な「中芯」の特徴

段ボールを構造する上で、中芯はとても重要な役割を持つパーツです。中芯の性質しだいで、段ボールの性質も大きく変わります。
ここでは中芯の強度が重量によって変わることや、段繰率(使用率)について解説するため、中芯についてより詳しく知ることができるでしょう。

2-1.強度(重量)

中芯の強度は重量に大きく左右されるため、まずは中芯によく見られる重量をいくつか確認してみましょう。
中芯によく見られる重量には、以下のようなものがあります。

【中芯によく見られる重量の例(1平方メートル当たり)】

  • 120g
  • 160g
  • 180g
  • 強化180g
  • 強化200g

1平方メートルあたり、120gの中芯を使用することが一般的です。
また、180gと200gの箇所に「強化」という文字がありますが、これは薬剤で中芯を硬く強化した「強化芯」であることを意味します
強化芯にすることによって、重量が変わるわけではありませんが、通常よりも硬い中芯となるため、丈夫な段ボールを作ることが可能です。

中芯の重量が大きいほど、段ボールの厚みも増えるため、強度が高くなります
重いものが入る段ボールを作りたいときは、重量の大きい中芯を選びましょう。

2-2.段繰率(使用率)

段繰率(使用率)とは、「ライナーの紙の長さに対する中芯の紙の長さの比率」のことをいいます。

中芯の紙は折り返されて波型となっているため、ライナーと中芯の長さがぴったり合う段ボールを作ろうとすれば、あらかじめライナーよりも長い紙を用意しなければなりません。

中芯の紙がライナーの紙に対してどれくらい長くなるかは、フルートの種類ごとに規格で定められています。
以下は、代表的なフルートの段繰率です。

フルートの種類 段繰率(使用率)
Aフルート 約1.6
Bフルート 約1.4
Eフルート 規定無し

例えばAフルートの場合、段繰率は約1.6です。そのため、もしライナーの長さが1mだった場合、中芯の紙は1.6m分用意すればよい計算となります。

Eフルートに関しては、明確な規定はありませんが、約1.2の段繰率となることが一般的です。

段繰率を駆使することで、中芯に使われる紙の長さを素早く算出することができます。

3.中芯を選ぶ際に重視すべきポイント

中芯を選ぶ際には、重視すべきポイントがあります。
それはライナーとのバランスを考慮して、中芯を選ぶことです。ライナーとのバランスを考慮しながら中芯を選ぶことによって、段ボールの使い勝手をよくすることができます。
ここからは、その理由について詳しく解説します。

3-1.ライナーとのバランス

中芯を選ぶときは、ライナーとのバランスを考慮することがポイントです。中芯とライナーのバランスが悪ければ、段ボールを折り曲げたときにライナーが中芯の硬さに耐えられず、破れてしまう可能性があります。

そのため、ライナーの強度を考慮しながら中芯を選ぶことは、とても重要であるといえるでしょう。

もし強化180gや強化200gといった硬い中芯を使いたいときは、K6以上のライナーを選ぶことがおすすめです
中芯とライナーの最適なバランスは、以下の通りです。

【中芯とライナーの最適なバランス】

中芯 ライナー
120g・160g C5
160g・180g K5
強化180g・強化200g K6以上

ぜひ段ボールを作るときの参考にしてください。

4.用途・強度に合わせて段ボールを購入するなら?

もし「自分の望む用途・強度に合った段ボールがほしい」と考えるなら、段ボール専門のサイトを利用するという選択肢があります
段ボール専門のサイトを利用するメリットは、以下の3点です。

  • 段ボールの種類が豊富であるため、自分の目的に合った段ボールを見つけやすい。
  • オーダーメイドでオリジナル段ボールを作ってもらえる。

どこかから段ボールをもらって来て使用することもひとつの手段です。しかし、その場合、必ずしも自分の望む用途に合った段ボールを手に入れられるとは限りません。

自分の望む用途に合った段ボールが欲しいのなら、段ボール専門のサイトで購入することをおすすめします。

商品の種類が豊富なため、用途に適した段ボールがきっと見つかるでしょう。もし自分の望む段ボールがなかったとしても、オーダーメイドで注文することができます
「用途に適した段ボールを購入したい」という人は、段ボール専門のサイトをぜひ利用してみてください。

まとめ

段ボールの用途は、使われる中芯によって、大きな影響を受けます。中芯の高さがフルートの種類に関係し、ひいては段ボールの用途に影響を与えます。

段ボールはホームセンターで簡単に購入できる商品です。しかし、段ボールにもさまざまな種類があるため、用途に適していない段ボールを購入してしまうかもしれません。

段ボール専門の通販サイトであれば、豊富な種類の段ボールから、用途に適した段ボールを選ぶことができます。
さらに段ボール専門のサイトであれば、大ロットで割引になる可能性もあります。オーダーメイド製作サービスもあるため、きっと自分の望む段ボールを手にすることができるでしょう。