• 050-8882-3727050-8882-3727
    対応時間:平日10:00~12:30 / 13:30~18:00

箱の豆知識

ダンボールの強度とは?用途や活用方法も紹介します!

ダンボールは素材や構造によって、強度が大きく異なります。非常に高い強度を持つダンボールでは、木箱の代わりに精密機器などを梱包・運搬することが可能です。また、品物の梱包・運搬以外にも、様々な用途でダンボールは利用されています。例えば、机や椅子といったインスタント家具などです。

この記事では、ダンボールの「強度」や「基本的な構造」「強度を上げる方法」「様々なダンボールの活用方法」について、ご紹介します。

1.ダンボールの構造によって強度は変わる

一般的なダンボールは「表面・中芯・裏面」の3層構造となっています。表面と裏面の名称が「ライナー」です。また、中芯は波状となっており、その高さによって、ダンボールの厚さが決まっています。ダンボールの厚さが「フルート」です。
そして、ダンボールが持つ強度は、ライナーとフルートによって左右されます

ここでは、ダンボールの強度を規定しているライナーとフルートについて、解説します。

1-1.ライナーとは

ダンボールのライナーは、強度を維持する役割のものです。表と裏で中芯を挟み込み接着することで、外からの圧力が直接中芯に伝わらないように、保護する働きがあります。

種類 古紙含有率 1平方メートルあたりの重さ  
C5 90%以上 160~180g 洋服など、軽量の品物が対象。
仕切りやパットにも使われる。
C6 90%以上 160~180g C5より少し丈夫だが大差はない。
K5で代用されることが増えている。
K5 50%以上 170~180g 一般的に使われるダンボールの規格。
外装の印刷も綺麗に仕上がる。
K6 50%以上 210~220g 引越しなどに最適。強くつぶれにくいため、重量のある品物に対応可能。
K7 50%以上 260~280g 一般的にはあまり流通しない。特殊な形状や重量に強く、輸出用などに利用される。

1-2.フルートとは

フルートは、ライナーに挟まれた波状をしている中芯が持つ高さのことです。フルートの厚みによって、ダンボール自体の強度が異なります

種類 30cm内の波型数 厚さ  
Aフルート 32~36個 4.5〜4.8mm 一般的に使われるタイプ。
食品の梱包から引越しまで幅広く使用。
Bフルート 48~52個 2.5〜2.8mm 軽量物や小物の梱包に最適。
緩衝材やディスプレイ用など、用途は広い。
Cフルート 38~42個 3.5〜3.8mm 世界でスタンダードな規格。
印刷品質も高く、強度もAフルート並み。
Eフルート 80個以上 1.10〜1.15mm 厚紙のようで、表面の段差が目立たない。
ギフトボックスなどによく使われる。
Fフルート 120個以上 0.60〜0.75mm 封筒やメール便用などに多用される。
Gフルート 180個以上 0.50〜0.55mm 直接オフセット印刷ができるタイプ。
パッケージやディスプレイ用にも使われる。
Wフルート - 8mm AフルートにBフルートを合わせたもの。分厚く丈夫で、精密機械などの重量物用に適しており、輸出に多用される。

複数の構造を合わせたものは、Wフルート以外にもいくつかあり、メーカーによって取り扱いや名称が違います。

1-3.最強のダンボールとは

ダンボールには、ライナーとフルートの組合せによって、様々な種類があります。なかでも、K7ライナーとWフルートを組み合わせることで、精密機器を安全に運搬できる強度を得ることが可能です。K7ライナーとWフルートを組み合わせた非常に強度の高いダンボールは、輸出入の荷物運搬にも使用されています。

さらに、近年登場した強化ダンボールは、従来強度の問題から木箱を使用していたグランドピアノを安全に運搬することが可能です。

2.ダンボールの強度を上げる方法

ダンボールが持つ強度はライナーとフルートの構造によって決まります。しかし、ダンボールが持つ強度を十分に活かせるか否かは、使い方次第です。
ここでは、ダンボール本来の強度を活かす「ダンボールの閉じ方」や「サイズに関する注意点」などについて、解説します。

2-1.ダンボールの閉じ方を工夫する

ダンボールを閉じる時は、必ずテープ類を使用して、フタをふさぎましょう。フタをテープ類でふさぐ目的は、フタをクロス閉じにすると強度が低くなり、底抜けの危険があるためです。テープの貼り方としては、主に以下の4種類があります。

一の字 基本の貼り方。
長いフタの端から端まで一の字にテープを貼る。
Hの字 一の字に貼った後、側面を貼る。
隙間部分からのはみ出しを防ぐ。
十の字 一の字の真ん中を十字となるように貼る。
重い品物を入れる時にはこちらに。
米の字 十の字に貼った後に、ななめにも貼る。
家具家電や精密機械など、重量物運搬に有用。

上面を貼る場合は、一の字かHの字で問題ありません。テープが品物に貼り付かないように紙などでガードして、フタ同士をつなぐように貼り合わせると、上からの力に対してダンボールが強くなるため、おすすめです。

また、ダンボールを組み立てる時は、歪まないように作りましょう。見本通りの形で組み立てることで、ダンボールが持つ本来の強度を活かせます。

2-2.中身によって使い分ける

ダンボールの「強度」や「大きさ」と中身の釣り合いを考えて、適切な大きさのダンボールを選ぶことが大切です。

ぬいぐるみや布団のようにサイズは大きいものの、比較的軽い品物であれば、強度よりもサイズを重視します。逆に、大型サイズのダンボールにダンベルのような小さくて重い荷物を入れてしまうと、崩れる危険性が高いです。

ダンボールと中身の間に隙間があると、振動で揺れてしまったり、上から潰されてしまったりして、中身やダンボールの破損につながります。隙間が空いてしまった場合は、布や新聞紙を詰めるなどして、しっかりと空間を埋めましょう。

2-3.2つのダンボールを組み合わせる

用意したダンボールのサイズが合わず、品物が入りきらない時もあります。そのような時は、同じサイズのダンボールを2つ組み合わせることで、サイズアップが可能です。2つのダンボールを組み合わせて、サイズアップする方法は次の通りです。

  • 1箱目は底フタを閉じ、長い方のフタを内側に、短い方のフタを外側に折り目を付ける
  • 2箱目は底フタは閉じずに、1箱目と逆に折り目を付ける
  • 折り目を付けたフタが互い違いとなるように差し込む
  • はみ出したフタをテープなどでしっかりと固定する

ただし、2つのダンボールを組み合わせる時は、両者のサイズをそろえる必要があります。両者にサイズ違いがあると、組み合わせたダンボールがいびつな形となり、強度が下がってしまうため注意してください。

3.強度があるダンボールの使い道

ダンボールのなかには、非常に高い強度を持つものがあり、木製やプラスチック製の製品に劣らないものもあります。「木箱の代替品」や「インスタント家具」「災害用品」などです。
ここでは、梱包・運搬目的以外にあるダンボールの使い道について、紹介します。

3-1.木箱の代替品

従来、大型の機械などを運ぶ時は、梱包材として木箱が利用されてきました。しかし、ダンボールは木箱の3分の1程度の重さで、費用も7割ほどで済むため、木箱の代用品として用いられています
また、ダンボールは木箱とは異なり、輸出入の時に検疫を受ける必要がありません。検疫なしで輸出入できるため、輸送に掛かる時間や手間の大幅な短縮にも効果的です。軽くて十分な強度が発揮でき、コストパフォーマンスにも優れているため、木箱の代替品としてダンボールは注目を集めています。

3-2.インスタント家具

棚や机・椅子など家具の材料にも、ダンボールは使われています。ダンボールは、軽くて持ち運びやすく、多彩なカラーバリエーションが可能です。
一見、ダンボールで作った家具には見えないようなデザイン性の優れた、ダンボール製インスタント家具も少なくありません。また、ダンボール製のインスタント家具は、不要となった時には、可燃ごみとして簡単に処分できる点も魅力の一つです。

3-3.災害時の身の回り品

ダンボールは、災害時にも活躍しています。複数のダンボールを組み合わせて簡易ベッドにしたり、テープやビニール袋を使ってトイレの代わりにしたりすることが可能です。

また、体育館など大勢の人が集まる避難所では、プライバシーの確保が度々問題となってきました。
避難所でのプライバシーを確保する方法として、区画の間仕切りや更衣室などでダンボールを活用できます。ダンボール製のパーテーションは販売されていますが、ハサミの1本で簡単な間仕切りは自力で作成可能です。

4.オリジナルのダンボールを作ってみよう

現在、ダンボールの種類は多様化しています。ダンボールの使用用途は、梱包や運搬目的だけではありません。店頭ディスプレイ用ボックスや日用雑貨など、様々なニーズに合ったダンボール製品が存在します。

さらに、オーダーメイドのダンボールを製造・販売している会社では、自分の理想とするダンボールを作成することが可能です。もし、既製品に満足できない場合は、自分の理想に応えられるダンボールをオーダー生産している会社で、オリジナルのダンボールを作ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

ダンボールは、「ライナー」や「フルート」などの構造によって、強度が大きく異なります。近年では、非常に強度の高いダンボールが登場し、大型の精密機器やグランドピアノなど厳重な取り扱いを必要とする品物の梱包・運搬が可能です。

強度の高いダンボールは、梱包・運搬目的だけではなく、家具などの用途でも使われています。また、最近はダンボールのカラーやデザインを自由にオーダーメイドすることが可能です。オーダーメイドのサービスを利用して、目的に応じた理想のダンボールを作成してみてはいかがでしょうか。

箱の組み立て手順

A式/みかん箱タイプ

A式箱
A式箱は世界的に最も使用されている箱の形式でRegular Slotted Container
略してRSCといいます。
底面と天面をOPPテープなどにより封をするため再封性に劣ります。
強度があり紙の無駄と製造工程が少ないので、 値段が安い形式です。
最も多く流通している標準的な形式です。

A式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

B式/地獄底タイプ

B式箱
B式段ボール箱は、機能性が優れた箱でAと共に最もよく使用されている箱の形式です。
天面差し込み、底面組立式で、テープ等が不要です。
上部のフタを差込んで封をするため再封性があり、再利用に向いています。
小形・軽量の物を入れるのに適しています。

B式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

たとう式/やっこタイプ

たとう式箱
たとう式箱は底が一体型になっており、
包み込むように梱包するのでスピーディに作業ができます。
梱包時、天面をつき合わせて二重にするので安定性が高く、デザイン的にも優れています。
しかし、箱の4隅に隙間が出来るため10cm以上の高さの製品には適していません。
主に高級衣類、フレーム、書籍、アクセサリーなどに使用される箱です。

たとう式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

N式/サイド差込タイプ

N式箱
N式箱は一枚の紙を組み立てて作ります。
4隅は完全にふさがり、強度があり機能性と安定性に優れています。
前面が2重、横面が3重なので、強度があり、高級製品、重い製品、
衝撃に弱い製品などの包装に多く使用されます。
ただし、紙を多く使用する形なので単価が高くなる欠点があります

N式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

B式/キャラメル箱タイプ

T式箱
B式箱は、上下のフタを差込む形状の箱で、「キャラメル箱」とも呼ばれます。
箱の前後面が平らで広いため、両面印刷時には、非常にきれいに表現でき、
組み立てが容易で大量の製品の包装などに多く使用されます。
しかし、上下が差込み蓋になっているため主に軽い製品の包装に向いています。

B式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

N式/上差込タイプ

N式箱
N式(上差込タイプ)箱はN式(サイド差込タイプ)箱の一体形底部とB式箱の上蓋を組み合わせたような箱です。
N式(サイド差込タイプ)箱のように安定性と密封性が優れており、
B式箱のように組み立ての作業性も良い利点があります。
また、最低でも1面はダンボールが折り返されているため強度がある箱形状です。
強度が重要な商品の包装にお勧めします。
ただし、N式(サイド差込タイプ)箱のように紙を多く使用するので単価が高くなる欠点があります。

N式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

持ち手式タイプ

持ち手式タイプ
持ち手式タイプ箱は、下部は組み立て式で、上部にはストラップを付けたギフト用の包装箱です。
ストラップで持ちやすくテイクアウトなどにも使用できるため、
別途にショッピングバッグなどを制作せず製品を
そのままに包装できるのでコストパフォーマンスに優れています。
箱の組み立てが非常に簡単で、底の強度もあります。
色々なシーンに活用が期待できる形状です。

持ち手式タイプ箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

ポスター用箱

ポスター用箱
ポスター用箱は縦が長くカレンダーやポスト、図面、傘、ゴルフクラブ
などに多く使用されて箱です。
紙管・紙筒の代わりにもよく使用されます。
当社では、底面と天面をOPPテープなどにより封をするA式(みかん箱タイプ)と
フタを差し込むんで使用するB式(キャラメル箱タイプ)を取り扱っています。

ポスター用箱 組み立て手順