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箱の豆知識

段ボールの構造と種類|構造による違いから入手方法までを詳しく紹介

商品の発送や引越しの準備を行う際、段ボールは重宝する包装資材です。段ボールは軽くて強度があり、折りたためば場所もそれほど取りません。多少の衝撃も吸収してくれるため、宅急便やメール便用の包装材料に適しています。

段ボールが必要な方は、用途に見合った種類の製品を求めているのではないでしょうか。段ボールの種類は、素材である原紙の構造によって決まるため、原紙について知らなければなりません。そこで今回は段ボールの構造と種類から、欲しい段ボールを入手する方法まで詳しく紹介します。

1.段ボールの基本構造

段ボールは、手にとってみると厚みがあり、薄い一枚の板ではないことが分かります。厚みがある理由は、複数枚の紙を貼り合わせて段ボール原紙が作られているためです。
段ボールの断面を見てみると、「平らな外装用の原紙」と「波型の芯原紙」の2種類を組み合わせた構造となっています。

平らな紙は「ライナー」といい、段ボールの平らな表面を作っているパーツです。一般的な段ボールでは2枚以上のライナーが使われており、箱型に組み立てた時、表側にくる方を「表ライナー」、裏側を「裏ライナー」と呼びます。
ライナーは、古紙または古紙とバージンパルプの混合で作られており、古紙含有率は通常50%以上です。

対して、波状に段目がついている紙は、「フルート」と呼ばれます。フルートはライナーと接着剤によって貼り付いており、段ボールの折れにくさ・へこみにくさを高める中芯です。フルートはライナーよりも表面積が大きいため、ライナーで受け止められない力や重さを、余裕を持って受けることができます。

段目のついたフルートを使用していることが、段ボールという名前の由来です。板状のライナーと波状のフルートを糊で貼り合わせることで、強度のある段ボールとなります。

2.段ボールの種類

段ボールには多くの種類があり、厚みや強度はそれぞれ異なります。段ボールの種類を決めているポイントは、ライナーとフルートの貼り合わせ方と、フルートの高さです。

では、次にこの2点から商品を選ぶポイントと、段ボールの構造名称・分厚さ・強度にどのような影響を与えるのかを見ていきましょう。

2-1.4つの構造

ライナーとフルートは接着剤で貼り合わされていますが、貼り合わせ方によって段ボールの強度や厚みは大きく変わります。
以下に挙げる4つの構造では、ライナーとフルートをどのように貼り合わせているのでしょうか。強度の低い構造から順に紹介します。

〇片面段ボール
フルートの片面にライナーを貼り合わせた段ボールです。フルートの波型に沿って曲げやすい特性を活かして、主に梱包時の緩衝材として使います。強度は低いため、箱に組み立てることはできません。

〇両面段ボール
二枚のライナーでフルートを挟みこんだ構造で、日本ではこのタイプが段ボールとして広く知られています。フルートを表と裏から支えているため、片面段ボールと比べると強度がかなり高いことが特徴です。箱に組み立てることはもちろん、厚みが薄いため切り抜いて穴をあけることもできます。

〇複両面段ボール
Wフルートとも呼ばれる、三枚のライナーで二枚のフルートを貼り合わせて加工した段ボールです。両面段ボールよりもさらに強度が高く、重量物や落下時に破損のおそれがある物品の包装資材として使われます。後述する高さが異なるフルートの組み合わせにより、強度を変えられることが利点です。

〇複々両面段ボール
四枚のライナーで三枚のフルートを挟みこんだ、とても強度の高い段ボールです。フルートが三重となっているため緩衝としての機能が高く、厚みによって穴が貫通しにくい特性を持っています。

資材としての重量はかさむものの、高い強度により大型重量物の包装に適した構造です。複両面段ボールと同様に、高さの異なるフルートを組み合わせて強度を変えることができます。

2-2.フルートの高さ

フルートの高さとは、波うっている紙に見られる高低差のことです。フルートが高いほど段ボールは厚くなり、緩衝の働きも大きくなります。

以下は、一般的な段ボールに使用される3種類のフルートの高さと特徴を表にまとめたものです。

フルートの名称 高さ 特徴
Aフルート 5mm
  • 段ボールで主に使われている高さ
  • 30cmあたりの段数規格は34±2個
  • 厚みがあり強度に優れている
  • 商品出荷用や引越し用など用途が広い
Bフルート 3mm
  • Aフルートよりも低く、Eフルートよりも高い中間的な高さ
  • 30cmあたりの段数規格は50±2個
  • Aフルートよりも強度は低い
  • 主な用途は小物の梱包用
Eフルート 1.5mm
  • 一般的に使われるフルートでは最も低い
  • 30cmあたりの段数規格は80個以上
  • Bフルートよりも強度は低い
  • 段ボールの厚みを抑えることができる
  • 主な用途は個装箱・内装箱・外装箱

フルートの高さは強度や厚みだけでなく、美粧性や持ったときの重さにも影響します。商品配送に使うのか、個包装に使うのかなど、用途に合った高さを選ぶようにしてください。

3.段ボールをネットで購入することによるメリット・デメリット

段ボールを購入する際、ホームセンターを選択する方も多いのではないでしょうか。しかし近年では、ネットでも段ボールを購入することができます。ネット購入は注文した段ボールを手元まで配送してもらえるため、ホームセンターよりも手軽です。

最後に、段ボールをネットで購入するメリット・デメリットについて紹介します。

3-1.メリット①外装の印刷ができる

ホームセンターで販売されている段ボールは、ライナーーが無地の状態となっています。収納に使うなら無地でもよいものの、できればオリジナルの文字を入れて使いたいのではないでしょうか。商品輸送に使う段ボールに企業ロゴや名前を入れたいと思った時、一枚ずつ印刷を自分で行うことは手間なものです。

ネット購入では、注文時に段ボール外装に印刷ができます。印刷を依頼する方法は、購入したい段ボールに印刷オプションを追加入力して、印刷したいデータを入稿するだけと簡単です。印刷面は箱の六面全てが選択できるため、好きな箇所に印刷を入れましょう。

入稿は基本的にデジタルデータで行うことになり、文字列だけでなくイラストや模様も印刷できます。カラーはシンプルな黒から赤・青・緑といったカラーまで揃っているため、おしゃれな外装の段ボールを製作することが可能です。

3-2.メリット②構造やフルートを指定したオーダーメイドの箱が作れる

段ボールを特定の用途で使う際、構造やフルートが用途に沿っているか、段ボールの数は必要数が揃うかを考えなくてはなりません。しかし、市販品は需要の高いAフルートの両面段ボールが多く、複両面段ボールや薄手のEフルート段ボールを取り扱っていないこともあります。特殊な段ボールを扱っていても在庫数はほとんどない、というケースも少なくありません。

段ボールのネット購入では、オーダーメイドの箱を作れるサービスが提供されています。以下の詳細項目を自分で決めることができるため、目的に沿った段ボールを作ることが可能です。

  • 箱の各辺サイズ(縦・横・高さ)
  • 箱の形式(組み立て形式)
  • ライナーの色
  • フルートの高さ
  • 構造

商品出荷箱や梱包箱、頑丈な個装箱を自由に作れるだけでなく、数量も必要なだけ注文できます。段ボールのオーダーメイドサービスをぜひ活用してみてください。

3-3.デメリット①商品の到着までに時間がかかる時がある

段ボールのネット購入を利用すると、商品の到着に時間がかかることも少なくありません。時間のかかりやすいケースは、オーダーメイドの段ボール製造や印刷を依頼した場合です。オーダーメイドでは箱を作るための木型を作り、印刷では入稿データから製版する工程があるため、ある程度の時間がかかることは避けられません。

しかし、オーダーメイド・印刷で時間がかかるケースは、最初に製作を依頼した時のみです。一度注文した木型・版は再利用できるため、次に同じ段ボールを注文する時には木型作りや製版の工程をはさみません。1回目の商品到着に時間がかかっても、2回目からは比較的早く配送がされます。

まとめ

段ボールの基本構造は、ライナーとフルートという2種類の紙を貼り合わせたものとなっています。このライナーとフルートの組み合わせが、段ボールの強度を決めている要素です。ライナーとフルートがサンドイッチのように重なって貼り合わされるほどに、段ボールは強度が高くなります。一般的に使用されるフルートはA・B・Eの3種類があるため、厚みと強度を考えて選んでください。

段ボールはネットで購入すると、商品を宅配してくれるため手軽です。商品到着に時間がかかる時もある点はデメリットですが、外装の印刷やオーダーメイド注文ができる上、オリジナリティある段ボールも製作できます。
段ボールを購入する際は、ロゴデザインやブランド名を前面に押し出せるネット注文を活用しましょう。

箱の組み立て手順

A式/みかん箱タイプ

A式箱
A式箱は世界的に最も使用されている箱の形式でRegular Slotted Container
略してRSCといいます。
底面と天面をOPPテープなどにより封をするため再封性に劣ります。
強度があり紙の無駄と製造工程が少ないので、 値段が安い形式です。
最も多く流通している標準的な形式です。

A式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

B式/地獄底タイプ

B式箱
B式段ボール箱は、機能性が優れた箱でAと共に最もよく使用されている箱の形式です。
天面差し込み、底面組立式で、テープ等が不要です。
上部のフタを差込んで封をするため再封性があり、再利用に向いています。
小形・軽量の物を入れるのに適しています。

B式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

たとう式/やっこタイプ

たとう式箱
たとう式箱は底が一体型になっており、
包み込むように梱包するのでスピーディに作業ができます。
梱包時、天面をつき合わせて二重にするので安定性が高く、デザイン的にも優れています。
しかし、箱の4隅に隙間が出来るため10cm以上の高さの製品には適していません。
主に高級衣類、フレーム、書籍、アクセサリーなどに使用される箱です。

たとう式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

N式/サイド差込タイプ

N式箱
N式箱は一枚の紙を組み立てて作ります。
4隅は完全にふさがり、強度があり機能性と安定性に優れています。
前面が2重、横面が3重なので、強度があり、高級製品、重い製品、
衝撃に弱い製品などの包装に多く使用されます。
ただし、紙を多く使用する形なので単価が高くなる欠点があります

N式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

B式/キャラメル箱タイプ

T式箱
B式箱は、上下のフタを差込む形状の箱で、「キャラメル箱」とも呼ばれます。
箱の前後面が平らで広いため、両面印刷時には、非常にきれいに表現でき、
組み立てが容易で大量の製品の包装などに多く使用されます。
しかし、上下が差込み蓋になっているため主に軽い製品の包装に向いています。

B式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

N式/上差込タイプ

N式箱
N式(上差込タイプ)箱はN式(サイド差込タイプ)箱の一体形底部とB式箱の上蓋を組み合わせたような箱です。
N式(サイド差込タイプ)箱のように安定性と密封性が優れており、
B式箱のように組み立ての作業性も良い利点があります。
また、最低でも1面はダンボールが折り返されているため強度がある箱形状です。
強度が重要な商品の包装にお勧めします。
ただし、N式(サイド差込タイプ)箱のように紙を多く使用するので単価が高くなる欠点があります。

N式箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

持ち手式タイプ

持ち手式タイプ
持ち手式タイプ箱は、下部は組み立て式で、上部にはストラップを付けたギフト用の包装箱です。
ストラップで持ちやすくテイクアウトなどにも使用できるため、
別途にショッピングバッグなどを制作せず製品を
そのままに包装できるのでコストパフォーマンスに優れています。
箱の組み立てが非常に簡単で、底の強度もあります。
色々なシーンに活用が期待できる形状です。

持ち手式タイプ箱 組み立て手順

箱の組み立て手順

ポスター用箱

ポスター用箱
ポスター用箱は縦が長くカレンダーやポスト、図面、傘、ゴルフクラブ
などに多く使用されて箱です。
紙管・紙筒の代わりにもよく使用されます。
当社では、底面と天面をOPPテープなどにより封をするA式(みかん箱タイプ)と
フタを差し込むんで使用するB式(キャラメル箱タイプ)を取り扱っています。

ポスター用箱 組み立て手順