ダンボール・化粧箱の販売・通販なら「ユーパッケージ」
ダンボールや化粧箱の購入・印刷なら通販サイトのユーパッケージ
ダンボールや化粧箱の購入・印刷なら通販サイトのユーパッケージ
info@upackage.jp

info@upackage.jp

050-8882-3727

050-8882-3727

箱の豆知識



金・銀紙で化粧箱を作る | UV印刷

化粧箱により特別な印象を与えるための工夫はいくつかあります。

その中でも金・銀紙にUV印刷をして、制作する化粧箱は非常に特別と言えるでしょう。

金・銀紙とは、薄い金・銀色のアルミニウム箔が貼られた紙のことであり、この箔に印刷をすることで非常に特別な色彩を表現することができます。

今回の記事ではそんな金・銀紙に印刷をした粧箱の魅力的なポイントと、金・銀紙をなぜ通常のオフセット印刷ではなく、UV印刷を行う必要があるかについて紹介させて頂きます。

1. 製作事例

CCP紙に銀色のアルミニウム箔を貼った350gの紙を使用して製作しました。

健康食品系の高級商品であり、VIP顧客への贈り物だったため、より特別な感じのする化粧箱の製作を希望しており、最終的に銀紙で化粧箱を作ることにしました。

特にこの化粧箱は、銀紙に特色3色を使い、ベタ塗りをしているため、通常の用紙とは異なる華やかでシャープな印象の化粧箱を作ることができました。

箔加工や通常のコーティングをせず、銀紙に印刷するというポイント一つででより特別な化粧箱を作ることができたのです。



<素材情報および製作仕様>

- 化粧箱のサイズ: 96 x 35 x 170mm

- 用紙:銀色アルミニウム箔 + CCP 350g

- 印刷: 特色3色

- コーティング: エッチング




2. 金・銀紙での化粧箱製作

今回製作した化粧箱は、銀紙に青色系のベタ塗りをしました。

一見、まるで化粧箱全体が青いフィルムで印刷されたかのように見えます。

一般的に箔加工する際にはコストの問題上、ロゴやブランド名のみを強調するためにします。

このように箔加工よりは安くても高級感のあふれる高級用紙の金・銀紙について説明してみたいと思います。



2-1. 金・銀紙とは?

金紙や銀紙などのメタルペーパーは大きなメリットがありますが、単価がかなり高価という短所があります。

そのため、一般的には化粧箱より貼り箱などによく使われております。

こういうメタルペーパーは特にこだわったデザインや印刷がなくても、箔加工やロゴをUV印刷するだけでも魅力的なポイントを持つ箱を作れるということが長所です。

上記で説明したように単価が高いので化粧箱ではあまり使われないのですが、高級化粧品や健康食品などでは 金・銀紙といったメタルペーパーがよく使われております。



<金紙> <銀紙>


2-2. 金・銀紙で作った化粧箱のメリット

金紙や銀紙は用紙そのものから与えられるメタリックな感じからこだわったデザインや印刷がなくても魅力的な化粧箱を作ることができます。

金・銀紙は表面のメタリックな特性で光が反射しますが、そのためこの上に印刷をかけると同じ色でも普通の紙とは異なる特別な色味を出すことができます。

例えば、金紙は色味が深く暖かくなり、銀紙はより華やかで鮮やかな色味を出せます。

また、光の反射で角度によって色味が変わるので化粧箱を同じ色で印刷したとしても色が違って見える効果も出せます。



<光の反射>




3. UV印刷

3-1. 金・銀紙にUV印刷をする理由

金・銀紙などの紙は通常の化粧箱に使われるオフセット印刷機で印刷しません。

金・銀紙の表面は厳密に言えば紙の素材ではなく、ビニール素材です。

このような素材に高速で印刷をするとインクが乾燥されず、紙の裏側にインクが付着する恐れがあり、印刷の品質を保証できません。
そのため、金・銀紙にはUV印刷機を使用して印刷します。

UVとはウルトラバイオレットの略で、その名の通り紫外線印刷方式です。

UV印刷は印刷するのと同時にインクを紫外線で乾燥させる方式なので、上記のオフセット印刷時のような裏側にインクが付着する可能性がなくなり、綺麗で鮮明な印刷品質を保証できるという最大のメリットがあります。



3-2. UV印刷の活用

通常のオフセット印刷機は紙という素材に限定されております。

その一方、UV印刷機は 木、鉄、プラスチック、アクリル、ビニールなどさまざまな素材に印刷が可能で、比較的に素材に制限がございません。

そのため、日常生活の中、紙以外の広告用看板、ラベル、ステッカー、プラスチック製品などは主にUV印刷機で印刷を行っています。
そして、ここ最近では家具やインテリア雑貨など、よりその活用範囲が広がっております。

通このような長所があるにも関わらず化粧箱であまりUV印刷が使われていない理由はその印刷単価がオフセットより高いというデメリットがあるためです。(通常2倍ほど高めになります)





4. 金・銀紙でユーパッケージで製作する

ユーパッケージでは よく使われている形状や材質でしたら、化粧箱の自動見積り機能を提供し、ご注文を受け付けております。

ただ、金・銀紙のような特殊材質は別途見積もりでのご注文という流れになりますので、必要な際にはぜひカスタマーセンターからご相談くださいませ。



4-1. 金・銀紙の印刷方式に合うデザインへの修正

金・銀紙は、一般的なオフセット印刷を行う用紙に比べて単価が2倍以上になります。

コストがかかる分、その効果を最大限出せるデザインにする必要があります。

まず、金・銀紙の印刷はUV印刷方式なるため、ポイントとなる部分のみデザインすることも多いです。

または、今回の製作事例のようにベタ塗りにすることもおすすめいたします。

ベタ塗りで化粧箱を緑箔、青箔などのように表現し、コーティングはエッチングで仕上げるのもより高級感を出せます。

また、ベタ塗りをする際にロゴやポイントとなるデザインを抜きにして、まるで金・銀箔加工をしたかのように表現することも可能です。

この箔加工のような見せ方は実際に金・銀紙で製作する際によく使われている技法の一つです。





4-2. 顧客の要望に合った化粧箱の制作

金・銀紙は白色の普通の用紙ではなく、PET系の銀・金色のアルミニウム箔であるため、色味を表現するにあたり気をつける必要があります。

この色味を最大限再現するためにユーパッケージ製作一同で最善をつくしております。



4-3. 金・銀紙で製作する化粧箱の納期

金・銀紙で製作する化粧箱は通常のオフセット印刷の化粧箱に比べて手順が多く、製作期間が伸びることになります。

そのため、通常の化粧箱より約1週間を追加でいただくことになります。

正確な納期につきましては、工場や紙の仕入れ状況等により変動がございますので、事前にカスタマーセンターにご相談くださいませ。






まとめ

このように金・銀紙で化粧箱を製作すると高級感を出せますが、その分事前作業が必要です。

デザインはもちろん単価の問題もあり、製作する際にはよりその効果を出す必要があります。

ユーパッケージではこのような金・銀紙での化粧箱の製作も受け付けております。

金・銀紙を利用した化粧箱を製作したいお客様はぜひいつでもご相談くださいませ。