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箱の豆知識



ダンボールサイズの測り方|発送時と購入時の注目ポイント

ダンボール箱を購入する際は、梱包物の大きさに合わせてダンボールサイズを選びます。しかし、ダンボール箱には外側・内側があるため、メジャーでどこのサイズを計測すべきか分からない人も多くいるでしょう。
運送サービスによっては140サイズ・120サイズなどと表記されていることも混乱の要因です。

今回は、ダンボールサイズの測り方や単位を分かりやすく解説するとともに、ダンボールを購入・荷詰めして発送する際のポイントを紹介します。



1.ダンボールサイズの測り方の基本は「長さ×幅×深さ」

ダンボールサイズは、ダンボールを箱状に組み立てて採寸を行い、箱寸法の3辺を「長さ×幅×深さ」で表記します
まず、蓋を上面とした状態で、底面までの距離が「深さ」です。残る2辺のうち、長い辺が「長さ」、短い辺が「幅」となります。会社によっては「横×縦×高さ」と表記していることもありますが、意味は同じです。

ダンボールサイズの単位は、「mm」で表記されます。たとえば3辺が長さ60cm・幅40cm・深さ30cmのダンボールサイズは、「600×400×300mm」です。

ダンボールサイズの測り方には、外寸法・内寸法・実寸法と3種類の方法があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

  • 外寸法
    ダンボール箱の外側を採寸して、「長さ×幅×深さ」を計測します。ダンボールサイズから発送時の送料を算出する時に必要となる数字です。
  • 内寸法
    ダンボール箱の内側を採寸して、「長さ×幅×深さ」を計測します。梱包したい荷物がダンボール箱に入るか、確認したい時に必要となる数字です。ダンボールには厚みがあるため、内寸法のサイズは外寸法の数字よりも小さくなります。
  • 実寸法
    ダンボール箱に梱包したい対象物の大きさを測り、「長さ×幅×深さ」で表記します。内寸法と実寸法で計測したサイズを比較して、実寸法の方が小さければ、箱に梱包することが可能です。

ダンボール販売サイトでは、基本的に外寸法で計測した箱のサイズを販売基準としています。そのため、ダンボールサイズは外寸法を基準にして考えましょう

1-1.〇〇サイズの〇〇は「長さ+幅+深さ」の区切り

ダンボールの通販サイトや、宅配便・宅急便の料金表には、140サイズ・120サイズなど〇〇サイズと記載されています。
ダンボールの〇〇サイズとは、「梱包したダンボールにおける長さ+幅+深さの合計が〇〇cm以内に収まる」ことを示す表記です
10cm・20cm刻みの区分により価格帯を決めることで、サイズの誤差を気にするケースが少なくなり、運賃計算や見積りがしやすくなります。

たとえば長さ50cm・幅38cm・深さ30cmのダンボールは、「長さ+幅+深さ」が118cmとなり、120サイズです。長さ・幅が同じで深さ40cmのダンボールは、「長さ+幅+深さ」が128cmとなり、140サイズとなります。

2.ダンボールで荷物を発送する際のポイント

ダンボールサイズが分かると、商品や荷物を梱包するための正しいダンボール選びができます。ただし、ダンボールで荷物を発送する際は、荷物の詰め方や梱包時のテープ貼りにも注意しなければなりません。
ここからは、それぞれの作業におけるポイントと注意点を紹介します。

2-1.荷物を詰める際はある程度の隙間も必要

ダンボールに荷物を詰める際、箱の内寸ぴったりに隙間なく詰める人も多くいるでしょう。隙間はない方が送料の無駄を抑えられるものの、隙間を作らない詰め方は大きな問題があります

集荷・配送中のダンボールは、トラック積み上げ・積み下ろしや走行時の振動など、さまざまな衝撃が加えられています。ダンボール内に荷物が隙間なく詰まっていると、衝撃が荷物に直接伝わってしまいます。
中の荷物が傷ついたり破損したりする恐れがあるため、おすすめできません。
ダンボール内寸と荷物の間には、緩衝材を入れる隙間ができる状態がベストです

ただし、ダンボール内寸と荷物の隙間は、大きすぎても良くありません。
隙間が大きいと詰める緩衝材が多くなったり、緩衝材を詰めても箱内部で動いてしまったりします。緩衝材を少し挟めばぴったりフィットさせられるため、内寸と荷物の隙間は3~5mm程度がおすすめです。

2-2.底抜けしないようにしっかりとテープを貼る

ダンボールは平たい板状から箱まで組み立てるため、蓋と底面にテープを貼って補強する必要があります
テープの貼り方はさまざまな方法があるものの、ダンボールの合わせ目を塞ぐように貼る「一本貼り」は補強効果が期待できず、中身の重さで底抜けする可能性があるため注意してください。

ダンボールの梱包時は、以下で紹介するテープの貼り方が有効です。

  • 十字貼り
    「一本貼り」の状態からテープ1本を追加して、底面中央で垂直に交わるよう、十字に貼る方法です。底面の合わせ目が縦横2本のテープで補強されるため、中身の重さによる底抜けが起こりにくくなります。
  • キ貼り
    「一本貼り」の状態からテープ2本を追加して、2本のテープが「キ」の形になるよう、垂直に交わらせて貼る方法です。3本のテープで補強するため十字貼りよりも強度が高くなり、本や食器など重量がある荷物の梱包時に役立ちます。
  • 米字貼り
    「十字貼り」の状態からテープ2本を追加して、底面中央でもう1つの十字を作るように
    貼る方法です。貼ったテープが「米」の形となります。底面中央が4本のテープで補強されるため底抜けの心配が少なく、精密機器や壊れ物を梱包する際におすすめの貼り方です。
  • H貼り
    「一本貼り」の両端にテープ2本を追加して、テープが「H」の形になる貼り方です。H貼りは合わせ目の隙間をしっかり密閉できるものの、補強効果としては通常の一本貼りと変わりありません。
    H貼りで底抜けを防ぐためには、さらにテープを追加して十字貼り・キ貼りも併用しましょう。

3.ダンボール購入時にはサイズ以外にも注目!

ダンボールの購入価格を決める大きなポイントは、ダンボールサイズや箱のタイプです。
しかし、ダンボールの原材料に関わる材質・ベースカラーや、フルートの構成も価格に影響を与えます。
最後に、フルートの構成と材質・ベースカラーの違いにより、価格がどのように変化するかを紹介します。ダンボールを購入する際の判断基準として、ぜひ役立ててください。

3-1.フルートの構成

フルートとは、ダンボールの中芯に見られる波状加工のことです。フルートの構成は主に以下の種類があり、種類の違いによってシートの厚みが異なります。

種類 シートの厚み
Aフルート 約5mm
Bフルート 約3mm
Eフルート 約1.5mm
ABフルート 約8mm

シートの厚みが大きくなると、使用する中芯原紙の量が増えます。そのため、フルートの構成によって、コストが大きく変わる点に注意してください

ダンボールを注文する場合、Bフルート・Eフルートの間には価格差がそれほどありません。しかし、AフルートはBフルート・Eフルートの約1.2~1.5倍、ABフルートはAフルートの約1.5倍も価格が高くなります。

3-2.材質・ベースカラー

ダンボールは、ダンボール原紙と呼ばれる原材料から作られています。ダンボール原紙は、主にC5・K5・K6と3種類の材質があり、ダンボールの強度に影響を与えるポイントです。それぞれの特徴と価格に与える影響は、以下の通りとなっています。

材質/C5
原材料のバージンパルプ使用量 少ない
強度
価格 安い
材質/K5
原材料のバージンパルプ使用量 C5より多い
強度
価格 C5より高い
材質/K6
原材料のバージンパルプ使用量 K5より多い
強度
価格 K5より高い

原材料中のバージンパルプ使用量が多くなると、ダンボール1枚あたりの生産コストがアップします。そのため、バージンパルプ使用量が少ないC5は最も安価で、3種類の中で使用量が最も多いK6は高価です。

また、ダンボール表面のライナーは、ベースカラーを以下の色から選択できます。

  • 薄い茶色
  • 濃い茶色
  • 白色

薄い茶色は、国産ダンボールで一般的な「クラフト色」と呼ばれることもある色です。対して、濃い茶色は赤みがかった高級感のある色合いとなり、白色は化粧箱に適した外装となります。
価格としては、薄い茶色が最も安く、濃い茶色と白色はわずかに高くなることが特徴です

まとめ

ダンボールサイズは、箱の3辺を「長さ×幅×深さmm」で表記しています。サイズの測り方は、ダンボール箱の外側を採寸する外寸法が一般的です。ダンボールサイズの測り方が分かることで、必要となるダンボールを正しく注文できます。

ダンボールの価格は、サイズだけでなく、フルートの構成や材質・ベースカラーにも影響される点に注意してください。荷物を発送する際における荷物の詰め方や、テープの貼り方も考えて、ダンボールを正しく使用するようにしましょう。